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【材料】<注目銘柄>=ABCマート、今期既存店売上高前提は保守的

ABCマート <日足> 「株探」多機能チャートより
 エービーシー・マート<2670>は、9月中旬以降戻り歩調をたどっており、4月につけた年初来高値7460円更新が期待できる。

 10月10日に発表した第2四半期累計(3~8月)連結決算は、経常利益が252億9800万円(前年同期比4.3%増)となり、従来予想(245億3000万円)を上回って着地した。第1四半期は、国内外の新規出店に伴うコストの増加や、新アプリ導入に伴うクーポン販促による粗利益率の低下などから減益で着地。ただ、第2四半期はカジュアルラインのスポーツシューズやファッションスニーカーの販売に注力したほか、都心部の大型店を中心にスポーツアパレルや小物などの取り扱いを拡大したことが奏功。猛暑によるサンダル需要の拡大も寄与した。

 会社側では、19年2月期経常利益を446億円(前期比0.2%増)と微増益を見込むが、9月の既存店売上高が前年同月比8.7%増となるなど、今期の既存店売上高想定を前期比0.8%増とする会社計画には保守的な印象が強く、証券会社の中には同460億円を見込むところもある。また、アスレジャー市場の拡大や政府によるスニーカー通勤の推奨などが追い風となり、来期も増益基調が続きそうだ。(仁)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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