【市況】19日の株式相場見通し=週末に伴い持ち高調整の売り、米株安も懸念材料に
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
18日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比327.23ドル安の2万5379.45ドルと大幅続落した。中国株安の影響が懸念され、NYダウは一時400ドルを超す下落となった。米国とサウジアラビアとの関係悪化も警戒された。キャタピラーやボーイング、スリーエムなど資本財株が安く、アップルやアマゾン・ドット・コム、フェイスブックなど主力テクノロジー株が値を下げた。バンク・オブ・アメリカなど銀行株やインテル、アプライド・マテリアルズなど半導体株も下落した。一方、決算内容が好感されアルコアが急伸。メルクやエクソン・モービルは高い。ナスダック総合株価指数は、同157.564ポイント安の7485.139と続落した。
日程面では、ラーメン事業(横浜家系ラーメンを主体とした国内直営店、海外直営店の運営、ならびにプロデュース店への食材提供や運営ノウハウ供与など)を手掛けるギフト<9279>が東証マザーズ市場に、システムインテグレーション事業および教育サービス事業を展開するディ・アイ・システム<4421>が東証ジャスダック市場に、それぞれ新規上場する。
このほかに、黒田日銀総裁が全国信用組合大会で挨拶、9月の消費者物価指数に注目。海外では、中国7~9月期のGDP、中国9月の小売売上高・鉱工業生産・都市部固定資産投資、米9月の中古住宅販売が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)