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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):キリン堂HD、アドソル日進、ヴィンクス

キリン堂HD <日足> 「株探」多機能チャートより
■キリン堂HD <3194>  1,621円  +43 円 (+2.7%)  本日終値
 キリン堂ホールディングス <3194> が続伸。17日大引け後、株主優待制度を新設すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いが向かった。毎年2月末時点で100株以上を1年以上継続保有する株主を対象に、保有株数に応じて1000円~3000円相当の自社グループ買い物券、通販サイトで利用できるポイント、PBブランド商品のうち1点を贈呈する。日本赤十字社へ同額を寄付することもできる。なお、初回となる19年2月基準については、保有期間を問わず同年2月末時点で100株以上を保有する株主が対象となる。

■アドソル日進 <3837>  2,106円  +51 円 (+2.5%)  本日終値
 アドソル日進 <3837> が続伸。17日大引け後、ソフト開発会社を傘下に持つヒューマンテクノシステムホールディングスと資本業務提携すると発表しており、業績への寄与に期待する買いが向かった。ヒューマンテクノシステムHDとの協業による開発体制の強化・拡充を通じ、2020年以降も拡大が見込まれるICT投資需要を取り込む構えだ。資本面ではヒューマンテクノシステムHDが実施する第三者割当増資を引き受け、同社の発行済み株数の20%程度を取得する予定としている。

■エンシュウ <6218>  1,492円  +24 円 (+1.6%)  本日終値
 エンシュウ<6218>は高い。PERは8倍台と依然として割安水準にある。同社は9月25日、19年3月期通期の連結業績予想の修正を発表した。売上高は従来予想の326億円から310億円(前期比32.0%増)に若干下方修正となったものの、経常利益を9億4000万円から15億5000万円(同2.3倍)へ、最終利益を7億円から12億円(同2.0倍)へそれぞれ大幅に上方修正した。企業の省力化ニーズを背景に工作機械が好調に推移している。また、原価低減効果が会社側想定を大きく上回り、利益率の大幅改善につながっている。

■エックスネット <4762>  1,021円  +6 円 (+0.6%)  本日終値
 エックスネット<4762>が高い。同社は生損保などの機関投資家を中心に資産運用の業務やシステム管理を代行するアウトソーシング事業を展開するが、資産運用のシステム構築に対するニーズは旺盛。過半の株式を保有する親会社のNTTデータ<9613>と協業体制で地銀セクター中心に顧客開拓を進めている。会社側ではシステム関連投資の償却負担が残る20年3月期までは利益が伸び悩む見通しとしているが、それ以降は利益成長局面に再突入する可能性がある。

■ハウスコム <3275>  1,826円  +6 円 (+0.3%)  本日終値
 ハウスコム <3275> [JQ]が続伸。17日大引け後、19年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の1.7億円→2.6億円に49.4%上方修正。減益率が45.9%減→19.1%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。リフォーム事業の業績が好調で仲介業務関連収入が増加したことが寄与。人件費や広告宣伝・販売促進費が想定を下回ったことも上振れに貢献した。なお、通期の経常利益は従来予想の13.4億円(前期は13.2億円)を据え置いた。

■ヴィンクス <3784>  1,624円  +5 円 (+0.3%)  本日終値
 ヴィンクス<3784>が高い。きょう付けの日本経済新聞朝刊で、「無人小売店システムの販売を始めた。代金決済のソフトウエアから商品納入までを一括提供する」と報じられており、これを好材料視した買いが入った。記事によると、軽食などを置くオフィスの小規模店から提供をスタートし、人工知能(AI)に販売動向を分析させるなどして無人店の運営ノウハウを蓄積。将来はコンビニエンスストア規模の無人化の実現を目指すとしている。

■アイル <3854>  1,129円  +3 円 (+0.3%)  本日終値
 アイル<3854>が続伸。中小企業向けを主力とする独立系のシステム開発会社で、企業のIT投資需要が追い風となり19年7月期営業利益は前期比35%増益を計画。人材派遣サイトを運営するなど人材支援事業にも展開し需要を捉えている。楽天<4755>やアマゾンジャパンなどと連携してスマートフォンを使ったキャッシュレス決済の体験イベントを開催するなど、政府が推し進めるキャッシュレス社会に向けた取り組みでも関連銘柄としてマーケットの注目を集めている。

■藍澤證券 <8708>  716円  -19 円 (-2.6%)  本日終値
 17日に業績修正を発表。「非開示だった上期経常は赤字転落へ」が嫌気された。藍澤證券 <8708> が10月17日大引け後(15:30)に非開示だった業績見通しを発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は連結経常損益が1.8億円の赤字(前年同期は11億円の黒字)に転落する見通しと発表した。
  ⇒⇒藍澤證券の詳しい業績推移表を見る

●ストップ高銘柄
 バルクホールディングス <2467>  670円  +100 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値
 高見サイ <6424>  1,131円  +150 円 (+15.3%) ストップ高   本日終値
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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