【市況】明日の株式相場見通し=買いの勢い増し続伸、上昇トレンド復帰に期待感
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「きょうは、自律反発の買い先行で高く始まったものの、売り物に押されて一時、前日比マイナス圏に転じる場面もあった。ところが、発表された中国9月の消費者物価指数が予想に比べ堅調で、中国景気の先行きに対する過度な懸念が後退。これを手掛かりに米株価指数先物指数が時間外で上昇し、日本株にも波及した。ファーストリテイリング<9983>、ソフトバンクグループ<9984>、ファナック<6954>の3銘柄合計で135円分と、上昇幅の約半分を押し上げた」との見方が出ていた。
16日の東京株式市場は、不安定な展開ながら買い優勢となった。後場寄り大口売りが出て伸び悩む場面があったものの、後半は買いの勢いが増した。日経平均はこの日の高値で着地した。日経平均株価終値は、前日比277円94銭高の2万2549円24銭と大幅反発した。
日程面では、15日時点の給油所の石油製品価格、ワールドロボットサミット(~21日)に注目。海外では、EU首脳会議(~18日)、9月25・26日開催のFOMC議事録、米9月の住宅着工件数、英9月の消費者物価指数、欧州9月の新車販売が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)