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【市況】明日の株式相場見通し=上値の重さ顕在化、利益確定売りで一服商状

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(3日)の東京株式市場は、9月半ば以降の短期間での急ピッチな株価上昇に伴い、買い疲れ感からの上値の重さが顕在化していることから、利益確定売り優勢で日経平均株価は一服商状となりそうだ。

 市場関係者からは「きょうは、前日の米株式相場の上昇や、外国為替市場での円安・ドル高進行を好感して、朝方には日経平均が前日比200円を超える上昇幅となる場面もあった。ところが、もともと高値警戒感が強まっているところに、中国国防省が南シナ海での米国の“航行の自由作戦”に断固として反対すると表明したことが伝えられ、地政学リスクの高まりが利益確定売りを誘発し、一時前日比でマイナス圏に沈んだ。日経平均の終値は小幅続伸となり、サイコロジカルラインは11勝1敗と過熱感が極めて高まっている」との見方が出ていた。

 2日の東京株式市場は、朝方こそ買い優勢で始まったものの、その後日経平均は値を消す展開。しかし、下値も堅く、大引けはプラス圏で着地した。日経平均株価終値は、前日比24円86銭高の2万4270円62銭と3日続伸した。

 日程面では、インサイドセールス(電話やWebなどの非対面営業)に関するアウトソーシング受託業務を主軸にした法人営業改革支援を手掛けるブリッジインターナショナル<7039>が東証マザーズ市場に新規上場する。

 このほかに、1日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、米9月のADP雇用統計、米9月のISM非製造業景況指数、ノーベル化学賞発表が焦点となる。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

最終更新日:2018年10月02日 17時19分

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