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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ALBERT、昭和シェル、OLC

ALBERT <日足> 「株探」多機能チャートより
■ALBERT <3906>  13,750円  +2,280 円 (+19.9%) 一時ストップ高   本日終値
 ALBERT<3906>が急騰、上場来高値を更新した。同社はビッグデータ分析サービスなどを展開、特にディープラーニングなどAI分野で強みを持っている。1日取引終了後、東京海上日動火災保険と資本・業務提携することを発表。損害保険領域におけるデータ分析や人工知能を活用した業務効率化などで協業する計画で、東京海上日動が同社の発行済み株式の1.66%に相当する4万6800株を取得する。これがポジティブサプライズとなり投資資金を集中的に呼び込む形となった。

■ぐるなび <2440>  1,021円  +89 円 (+9.6%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 ぐるなび<2440>が後場急伸。同社はきょう、インスタグラムとレストラン予約機能で連携すると発表。インスタグラムが同日に日本導入を発表した「アクションボタン」に、国内初のパートナーとして同社のレストラン予約システムを提供。今後、国内の飲食店はインスタグラムのビジネスプロフィール上に「席を予約する」ボタンを追加できるようになり、この機能を導入することで、利用者はレストランやカフェを発見するところから、予約というアクションに至るまでを、アプリを閉じることなくインスタグラム上で完結することが可能になる。

■オプテックスグループ <6914>  2,385円  +144 円 (+6.4%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 オプテックスグループ<6914>は大幅反発。この日、屋外警戒用侵入検知センサのラインアップを拡充し、10月に発売すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回発売する屋外警戒用侵入検知センサ「BXS」「VXS」「HX」シリーズは、建物内部に侵入される前に侵入者を検知するセンサで、即座に警報システムに通知されるため、犯罪の事前防止を実現するセキュリティー対策製品。建物の外周や敷地における屋外警戒により、建物に入られる前に侵入者を抑止するセキュリティー対策は欧米では広く普及しているが、日本でもさまざまな凶悪事件やイベントなどの開催時の犯罪防止の強化に向けたセキュリティーのニーズが高まっていることから、国内にも投入するとしている。

■サインポスト <3996>  3,485円  +165 円 (+5.0%)  本日終値
 サインポスト<3996>が急伸。同社はきょう、JR東日本<9020>と赤羽駅で人工知能(AI)無人決済システム「スーパーワンダーレジ」を導入した店舗の実証実験を行うと発表。「スーパーワンダーレジ」は、サインポストが独自開発する人工知能「SPAI」による画像認識技術や物体追跡技術を活用した無人決済システム。今回の実証実験は17日から2か月程度を予定し、赤羽駅ホーム上のKIOSK跡を活用した特設店舗で、一般客にスーパーワンダーレジを利用してもらうことで、無人店舗の実用化に向けた課題解決の方策を検証する。

■高島屋 <8233>  1,930円  +83 円 (+4.5%)  本日終値
 高島屋<8233>が反発。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「2018年3~8月期の連結営業利益が前年同期比6%減の130億円程度だったようだ」と報じられており、会社側の従来予想である120億円を上回るとの観測が好感されたようだ。記事によると、訪日外国人や富裕層向け販売の好調が利益を下支えし、減益幅が縮小したという。この報道を受けて、J.フロント リテイリング<3086>やエイチ・ツー・オー リテイリング<8242>なども上期の業績上振れ期待から堅調な動きとなっている。なお、同社は1日の取引終了後、9月度の店頭売上速報を発表しており、高島屋単体と国内百貨店子会社を含む17店舗合計の売上高は前年同月比3.2%減と2カ月ぶりに前年実績を下回った。2度の台風の影響で関西5店舗が臨時休業したほか、関東各店が月末に営業時間を短縮したことが響いた。関西を中心に免税売り上げにも影響があり、同売り上げは同2.7%減となったとしている。

■昭和シェル石油 <5002>  2,579円  +109 円 (+4.4%)  本日終値
 昭和シェル石油<5002>が大幅高で連日の年初来高値更新、JXTGホールディングス<5020>、富士石油<5017>など他の石油元売り企業も軒並み上値追いが鮮明だ。業種別値上がり率では「石油」が33業種中で断トツに買われた。原油市況の上昇が加速しており、前日のWTI原油先物価格は2ドル超の大幅上昇で、1バレル=75ドル30セントと約3年10カ月ぶりの高値に買われた。また、ドバイ原油スポット価格も直近80ドルを超えてきており、市況上昇に伴う収益面での追い風が意識されている。

■オリエンタルランド <4661>  12,110円  +400 円 (+3.4%)  本日終値
 オリエンタルランド<4661>が反発。1日の取引終了後に発表した上期(4~9月)の東京ディズニーランドおよび東京ディズニーシーの2パーク合計の入園者数が1551万8000人(前年同期比5.0%増)となり、上期として過去最高の入園者数を記録したことが好感された。今上期は、35周年という節目を迎えたことがゲストの来園動機につながったことに加えて、新デイタイムパレード「ドリーミング・アップ!」やナイトタイムスペクタキュラー「Celebrate! Tokyo Disneyland」など両パークで導入した新規コンテンツが好評だった。また、4月にリニューアルオープンした「イッツ・ア・スモールワールド」も人気を博したとしている。

■東京個別指導学院 <4745>  1,515円  +50 円 (+3.4%)  本日終値
 東京個別指導学院<4745>が急反発。ベネッセホールディングス<9783>傘下で首都圏中心に個別指導塾を全国展開している。積極的に都市部での新規校の開校を進め生徒数を順調に拡大、2ケタ営業増益を達成した前期に続き19年3月期も増収増益を見込んでいる。また、オンライン英会話講座など新規展開を図りニーズを取り込む構え。PERやPBRなどの株価指標面では割高ともいえ、それが信用取引の空売りに反映されて直近の信用倍率は0.3倍、株式需給面からはミニ踏み上げ相場の素地がある。

■カネカ <4118>  5,510円  +180 円 (+3.4%)  本日終値
 カネカ<4118>が3連騰。塩ビ樹脂大手で、19年3月期業績は前期に続き2ケタの利益成長が見込まれている。同社は今月21日出荷分から塩ビ樹脂の価格をキログラム当たり12円の値上げを実施する予定で、収益メリットが意識されている、また、医薬中間体や電子材料への多角化を推進しており、これも業績拡大に貢献している。

■クリエイトS <3148>  3,065円  +97 円 (+3.3%)  本日終値
 クリエイトSDホールディングス<3148>が3日続伸。同社は1日取引終了後に、19年5月期第1四半期(6~8月)の連結決算を発表。営業利益は35億4300万円(前年同期比3.3%増)となり、上半期計画66億8000万円に対する進捗率は53.0%となった。売上高は714億4900万円(同7.5%増)で着地。出店数増加の効果や、猛暑による制汗剤や暑さ対策商品などの販売数増加などから、主力のドラッグストア事業が好調だったことが寄与した。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

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