市場ニュース

戻る
 

【市況】明日の株式相場見通し=経済政策期待で買い優勢、円安・ドル高進行も追い風

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(2日)の東京株式市場は、内閣改造やそれに関連して経済政策の輪郭が明確になることへの期待感から、買い優勢の展開となりそうだ。また、1日夕刻の東京外国為替市場で、1ドル=114円台と、17年11月以来、約11カ月ぶりの円安水準へと円安・ドル高が進行していることも買い支援材料となりそうだ。

 市場関係者からは「きょうは、トランプ米大統領が9月30日(日本時間1日)に、北米自由貿易協定(NAFTA)の交渉を巡り、カナダと合意に達したと発表したことが好感されたのに加え、外国為替市場で1ドル=113円台90銭台と円安・ドル高が進行していることも買い支え要因となった」との見方が出ていた。

 1日の東京株式市場は終始買い優勢の展開となり、日経平均は目先筋の利益確定売りを吸収し、2万4300円台まで上値を伸ばす場面があった。日経平均株価終値は、前週末比125円72銭高の2万4245円76銭と続伸した。

 日程面では、内閣改造・自民党役員人事、日銀短観9月調査「企業物価見通し」、9月のマネタリーベース、9月の消費動向調査に注目。海外では、欧州連合(EU)財務相理事会、FRBパウエル議長が講演、米9月の新車販売、ノーベル物理学賞発表が焦点になる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

株探からのお知らせ

    日経平均