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【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2018年9月14日

 今週の日経平均終値は23094円67銭、前週末比787円61銭高でした。

 今週の日経平均は先週の大きな下げを完全に覆う形で大陽線の反発を演じました。またも下値52週移動平均線からの反発で今年は絵に描いたように同線に守られる1年となっています。さらに5カ月に渡って日経平均の上値を押さえてきた2万3000円のカベもクリアし、ようやく業績相場らしい上値切り上げの形に移行しています。まだ肝心の米中、日米貿易問題が決着していないためどんどん上がるというイメージは持てませんが、貿易問題に足を引っ張られながらも7月安値以降はじわじわと上値・下値を切り上げており、足元で進む業績拡大はやはり本物とみていいのでしょう。気になるのが東証1部上場全銘柄で算出する指数トピックスの重い動きで、こちらは未だに75日、200日移動平均線を上回っておりません。市場はまだ全体が明るいのではなくて主力銘柄など一部が明るくなっただけとも解釈できます。2万3000円のカベを抜けた日経平均は新しい局面へ移行しつつありますが、回復はまだ斑模様で、この先の上げ方はスローなペースになるものと思われます。(ストック・データバンク 編集部)

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