【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):GAテクノ、WOWOW、オイシックス
オイシックス <日足> 「株探」多機能チャートより
GA technologies<3491>が大幅高。ひふみ投信などの運用を手掛けるレオス・キャピタルワークス(東京都千代田区)が6日の取引終了後、財務省に大量保有報告書を提出し、GAテクノ株式の保有割合が5.68%と新たに5%を超えたことが判明しており、需給思惑が働いたようだ。なお、保有目的は純投資で、報告義務発生日は8月31日。
■デンヨー <6517> 1,805円 +122 円 (+7.3%) 本日終値 東証1部 上昇率7位
デンヨー<6517>が大幅続伸。6日未明に発生した北海道胆振東部地震により、一時道内全域で停電となったことを受けて、携帯・小型発電機や非常用発電機を手掛ける同社に注目が集まっているもよう。同社はエンジン発電機のトップブランドであり、自動車用、工業用、家庭用など幅広い分野に向けて、カセットコンロのボンベから、LPガス、灯油、ガソリン、軽油などに対応した発電機を提供していることから、思惑的な買いが入った。
■WOWOW <4839> 3,500円 +140 円 (+4.2%) 本日終値
WOWOW<4839>が後場一段高。テニスの全米オープン女子シングルスで大坂なおみ選手が決勝進出を決めたことで、同大会を放送している同社の株価が刺激されたもよう。日本時間8日早朝に行われる錦織圭選手の準決勝も生中継される予定で、加入者増が期待されているようだ。なお、同社が4日に発表した8月の加入件数は、新規加入が5万3506人、解約が4万5436人。純増数は8070人で、月末累計正味加入者数は287万5738人となっている。
■オイシックス・ラ・大地 <3182> 3,605円 +130 円 (+3.7%) 本日終値
オイシックス・ラ・大地<3182>は連日の年初来高値更新。同社は5日の取引終了後、9月30日を基準日として1対2株の株式分割を実施すると発表しており、これを好感した買いが継続したようだ。19年3月期連結業績予想で、売上高610億円(前期比52.5%増)、営業利益12億円(同34.6%増)、純利益9億円(同3.8倍)と営業利益、純利益ともに最高益更新を見込んでいる。これは、必要量の食材とレシピがセットになったミールキットの市場拡大を見込むほか、2月に子会社化したらでぃっしゅぼーやの業績が加わることで大幅な増収増益となる見通し。
■FRONTEO <2158> 1,059円 +16 円 (+1.5%) 本日終値
FRONTEO<2158>が下げ相場に抗して上値指向を堅持、5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現し、目先中期上昇トレンドの分水嶺である75日移動平均線も上回ってきた。米国での訴訟支援を主力業務としており、人工知能(AI)エンジン「KIBIT」を活用したビッグデータ解析事業に展開している点が最大の特徴で、機関投資家の組み入れニーズも強い銘柄。米ブラックロックの日本法人ブラックロック・ジャパンが6日付で財務省に提出した大量保有報告書によると、ブラックロックと共同保有者の同社株式保有比率は5.14%となり、新たに5%を超えたことが判明、これが株価の刺激材料となった。
■ヨネックス <7906> 700円 +10 円 (+1.5%) 本日終値
ヨネックス<7906>が大幅続伸。テニスの全米オープンの女子シングルスで6日、大坂なおみが準決勝に勝利し決勝進出を決めた。日本女子で4大大会の決勝進出は初めて。同選手はヨネックス社製のラケットを使っており、4大大会での決勝進出による宣伝効果は大きいとみられている。
■ヤフー <4689> 370円 +4 円 (+1.1%) 本日終値
ヤフー<4689>が5日ぶりに反発。この日、同社のネットオークション・フリマアプリ「ヤフオク!」が、全国一律送料で発送可能なサービスを来月16日から開始すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。全国一律送料は、出品時に送料を出品者負担、配送方法を特定の配送サービスに指定することで利用できるサービスで、通常料金との差額を「ヤフオク!」が負担することで、北海道や沖縄など遠方への発送が最大で71%OFFとなる。全国一律送料をアピールすることで利用者層の広がりが期待されている。
■すかいらーく <3197> 1,634円 +15 円 (+0.9%) 本日終値
すかいらーくホールディングス<3197>はしっかり。6日の取引終了後に発表した8月度のIRレポートで、既存店売上高が前年同月比1.8%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが評価された。前年に比べて降雨量が少なく日照時間も長かったことがプラスに働いたほか、ガストで7月19日から実施している季節限定メニューの販売が好調に推移したことが寄与した。また、11店舗でリモデルを実施したことも貢献した。
■ファンケル <4921> 5,280円 +40 円 (+0.8%) 本日終値
ファンケル<4921>は3日ぶり反発。6日の取引終了後、フェルラ酸とαGPC、イチョウ葉エキス、ビタミンCを含む食品(フェルラ酸を含む食品)を継続して摂取することが、軽度認知障害を有する高齢者に対して、認知機能の緩和と日常の心理・行動に良い影響を与えることを臨床試験で確認したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。なお、同研究成果は、日本認知症予防学会誌に掲載されたとている。
■カッパ・クリエイト <7421> 1,337円 +8 円 (+0.6%) 本日終値
カッパ・クリエイト<7421>が反発。NTTドコモ<9437>とポイントサービスで提携し、9月18日から「dポイント」を全店で導入すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。同社は6日にも全国18店舗で、夢の街創造委員会<2484>が運営する「出前館」においてデリバリーサービス開始すると発表しており、業績回復加速に向けた取り組みが評価されたようだ。
株探ニュース