【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):宝HLD、カナモト、オイシックス
宝HLD <日足> 「株探」多機能チャートより
宝ホールディングス <2531> が急騰。5日大引け後、日本経済新聞社が日経平均株価の銘柄定期入れ替えを発表。同社は事前に除外になるとの観測があったが、除外とならなかったことから買い戻す動きが強まっている。なお、10月1日から新規採用となるサイバーエージェント <4751> は反発スタート、除外が決まった古河機械金属 <5715> は一時8%超値を下げている。
■ヨネックス <7906> 690円 +66 円 (+10.6%) 本日終値
ヨネックス<7906>が高い。テニスの全米オープンの女子シングルスで5日、大坂なおみが日本女子で初のベスト4進出を果たした。同選手はヨネックス社製のラケットを使っていることから、今後の売り上げ拡大への期待が高まっている。
■アドベンチャー <6030> 10,280円 +680 円 (+7.1%) 本日終値
5日に発表した「8月のレンタカー申込金額は2.4倍」が買い材料。国内レンタカー予約「skyticket レンタカー」における8月のレンタカー申込金額は前年同月比2.4倍の2.2億円。
■カナモト <9678> 3,680円 +220 円 (+6.4%) 本日終値 東証1部 上昇率9位
カナモト<9678>が大幅高。この日未明に北海道で発生した最大震度6強の地震を受けて、建機レンタル大手で北海道を地盤に全国に展開する同社に思惑的な買いが入っているもよう。また、同じく北海道を地盤に農業設備などを手掛けるナラサキ産業<8085>や北海道に本社を置くエコモット<3987>なども上昇。北海道を地盤とする住宅会社の土屋ホールディングス<1840>や建材商社のクワザワ<8104>はストップ高まで買われた。一方、道内で大規模な停電が発生している北海道電力<9509>は大幅安。また、インフラ被害への警戒から北海道ガス<9534>も売られた。
■オイシックス・ラ・大地 <3182> 3,475円 +195 円 (+6.0%) 本日終値
5日、オイシックス・ラ・大地 <3182> [東証M]が9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。
■東京ドーム <9681> 978円 +37 円 (+3.9%) 本日終値
東京ドーム <9681> がマドを開けて大幅高に買われた。5日大引け後、日本経済新聞社が日経平均株価の銘柄定期入れ替えを発表。サイバーエージェント <4751> が新規採用となる一方、古河機械金属 <5715> の除外が決定した。同社は事前に除外候補に挙げられていたが、除外とならなかったことから買い戻す動きが活発化した。
■ワークマン <7564> 6,680円 +240 円 (+3.7%) 本日終値
ワークマン<7564>が7連騰、鮮烈な上げ足をみせている。作業服専門チェーンとして全国で700店舗以上を展開する。天候不順などの影響で今夏はアパレル業界にとって収益環境の風向きも悪かったが、同社は飛ぶ鳥を落とす勢いで好調な月次売上高を記録している。猛暑が扇風機付き作業服の売れ行きに貢献、さらにレインウエアは豪雨で需要が喚起された。さらに、同社ではカジュアルウエア事業を強化する方針でPB商品に注力、防水性や防寒性、遮熱性、吸汗性などの機能性を高め、価格帯も抑えコンシューマーのニーズを取り込むことに成功した。営業利益は18年3月期の2ケタ成長に続き、19年3月期も5.4%増益見通しにある。中期的には女性層も意識した需要開拓で成長の伸びしろは大きいとみられている。
■バイテックH <9957> 2,164円 +54 円 (+2.6%) 本日終値
バイテックホールディングス<9957>が5日ぶりに反発。同社はきょう、子会社のバイテックグローバルエレクトロニクスが医療機器分野への新規参入を目的に、大阪大学大学院医学系研究科に「認知症プレシジョン医療開発学寄附講座」を開設したと発表。この寄附講座は、認知症の基礎研究から血液バイオマーカーやプレシジョン医療(患者個人レベルでの最適な治療方法を分析・選択し、それを施すこと)の研究・実現を目的としており、設置期間は2021年6月30日まで。同社は寄附講座を開設することで、医療機器機関での評価及び検討を進め、機器の導入と測定サービスの確立を目指すとしている。
■三井E&S <7003> 1,795円 +40 円 (+2.3%) 本日終値
三井E&Sホールディングス<7003>が高い。同社はきょう、傘下の三井E&S造船が次世代型エコシップである8万7000重量トン型バルクキャリアー「neo87BC」の開発を完了し、このほど3隻を受注したと発表。この新型船は、調和化船体構造規則(H-CSR)を適用したポストパナマックス・バルクキャリアーで、主機関には排気ガスに含まれる窒素酸化物規制を適合した最新の電子制御エンジンを採用。受注した3隻は、2020年後半以降、順次完成する予定だとしている。
株探ニュース