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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:GAテクノ、T-BASE、、ローム

T-BASE <日足> 「株探」多機能チャートより
■GAテクノ <3491>  10,040円  +930 円 (+10.2%)  11:30現在
 GA technologies<3491>は続急伸。前週末24日の取引終了後、18年10月期の単独業績予想について、売上高を174億3500万円から191億9600万円(前期比2.0倍)へ上方修正したことが好感されている。知名度の向上により「Renosy」の新規会員数が当初見込みより増加し、これにより販売件数の増加につながったことが要因としている。なお、営業利益は6億2600万円(同75.8%増)、純利益は3億9500万円(同53.1%増)の従来予想を据え置いている。

■TOKYO BASE <3415>  749円  +59 円 (+8.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 TOKYO BASE<3415>は大幅高で4連騰、需給相場の様相を徐々に強めてきた。日本発のブランドに特化したアパレルを展開している。セレクトショップ「STUDIOUS」と独自ブランド店「UNITED TOKYO」を主要拠点に出店戦略を進める一方、SNSを使ったコーディネート提案などネットを活用した販売戦略に特徴があり、同業他社との比較でもeコマースが売り上げに占める比率が高い。7月中旬に発表した第1四半期(3~5月)の営業利益が3億2500万円(前年同期比28.2%減)と大幅減益となったことがネガティブサプライズとなり株価を急落させた経緯があるが、その後500円台前半で底入れを確認し、8月下旬になってから一気に水準を切り上げてきた。同社の売り上げは秋冬物を販売する下期に偏る傾向があり、通期営業利益予想は20億2900万円(前期比29%増)の期初予想を変更していない。また、株式需給面では下落過程で空売りを呼び込んでおり、東証信用残は直近17日申し込み現在で信用倍率1.0倍台と拮抗しており、踏み上げ相場の素地がある。

■菱洋エレクトロ <8068>  1,848円  +111 円 (+6.4%)  11:30現在
 菱洋エレクトロ <8068> が急伸。24日大引け後、19年1月期の連結経常利益を従来予想の12億円→14億円に16.7%上方修正。増益率が2.8倍→3.2倍に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。ITハードウェア製品やデジタル家電向け半導体の販売が想定を下回るものの、大型案件の立ち上がりに加え、好採算ビジネスの拡大などが利益を押し上げる。同時に、上期(2-7月)の業績修正も発表。経常利益を従来予想の6億円→8.9億円に48.3%上方修正し、一転して8.0%増益見通しとなった。

■ウェルビー <6556>  2,055円  +105 円 (+5.4%)  11:30現在
 ウェルビー<6556>が4連騰。株価は戻り売り圧力のない実質上場来高値圏を舞い上がる展開となっている。ここ機関投資家とみられる大口の買いが観測されるなか、値動きの良さに個人投資家の短期資金が追随している。障害を持つ人などの職業訓練や求職活動など就労移行支援事業を手掛けており、安倍政権が進める国策の追い風を背に新規事業所の開設などで業容拡大を続けている。18年3月期は営業利益段階で前の期比87%増益と急拡大させたが、19年3月期も前期比28%増の12億9500万円を計画、上振れ余地も意識されている。

■サンバイオ <4592>  3,580円  +140 円 (+4.1%)  11:30現在
 サンバイオ<4592>が大幅続伸。前週末24日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(2~7月)連結業績について、売上高が3億1700万円から4億1500万円(前年同期比66.7%増)へ、営業損益が23億500万円の赤字から16億1500万円の赤字(前年同期21億4900万円の赤字)へ、最終損益が20億5200万円の赤字から10億4100万円の赤字(同22億7600万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。大日本住友製薬<4506>と共同で行っている米国慢性期脳梗塞の臨床試験の開発協力金が、計画より早期に計上されることが売上高押し上げの要因。また、計上予定だった研究開発および製造に関わる費用が下期の計上になったことや、カリフォルニア州再生医療機構からの補助金の一部が計画より早期に計上される見込みであること、さらに円安による為替差益の発生なども寄与したという。

■ローム <6963>  9,560円  +290 円 (+3.1%)  11:30現在
 ローム<6963>が続伸。きょう付けの日刊工業新聞で「2021年3月期までの3年間に、車載やIoT(モノのインターネット)、産業機械向け半導体などの生産設備へ総額約2400億円を投じる」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、次世代の炭化ケイ素(SiC)などを採用した高効率のパワー半導体を中心に生産設備を整える。自動車の電動化や産業用ロボットなどの普及に伴い、モーターの駆動をはじめ電力の制御や供給に欠かせないデバイスであることから、これらを強化する方針だという。

■ファンコミ <2461>  663円  +17 円 (+2.6%)  11:30現在
 ファンコミュニケーションズ<2461>が5日続伸。前週末24日の取引終了後に自社株買いを発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回発表の自社株買いでは、上限を150万株(発行済み株数の1.95%)、または8億円としており、取得期間は8月31日から10月31日まで。機動的な資本政策の遂行と株主へより一層の利益還元を図るためとしている。

■三井化学 <4183>  2,865円  +60 円 (+2.1%)  11:30現在
 三井化学<4183>が反発している。前週末24日、自動車向け材料2製品の生産能力を増強すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回、生産能力の増強を発表したのは、高性能炭化水素系合成油「ルーカント」と高機能エラストマー「タフマー」。「ルーカント」は市原工場(千葉県市原市)に年2万トンの生産設備を新設。「タフマー」はシンガポール子会社の生産能力を年20万トンから22万5000トンに引き上げるという。同社では2025年を目指した長期経営計画で、モビリティを成長3領域の1つに位置付けていることから、その一環として今回の生産能力増強を図る方針のようだ。

■レオパレス21 <8848>  590円  +12 円 (+2.1%)  11:30現在
 レオパレス21<8848>が3日続伸。24日に提出された大量保有報告書で、英国の投資ファンドのオデイ・アセット・マネジメントが5.02%の株式を保有する大株主として登場したことが注目されている。保有目的は純投資としている。

■JXTG <5020>  793.5円  +15.9 円 (+2.0%)  11:30現在
 JXTGホールディングス<5020>、昭和シェル石油<5002>など石油株が上昇。ここ原油市況が急速に水準を切り上げており、米国でもシェブロンやエクソンモービルなどエネルギー関連株に買いが集まっている。前週末のWTI原油先物価格は89セント高の1バレル=68ドル72セントと約3週間ぶりの高値圏に浮上、東京市場でも原油市況の上昇と株価連動性の高い石油元売りセクターに買いを誘導している。

■ジェイテクト <6473>  1,508円  +30 円 (+2.0%)  11:30現在
 ジェイテクト<6473>やデンソー<6902>、アイシン精機<7259>などが堅調となっている。25日付の日本経済新聞朝刊で、「トヨタ自動車のグループ4社が共同で自動運転の中核技術の外販に乗り出す」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、前述の3社に加えて、アイシン子会社でブレーキ事業を手掛けるアドヴィックス(愛知県刈谷市)の4社で年内にも新会社を設立。自動運転車の中核となる制御システムを開発して、世界の大手メーカーや新興企業に販売するとしている。

■東京エレクトロン <8035>  19,115円  +350 円 (+1.9%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>、SCREENホールディングス<7735>など半導体製造装置関連株が買い優勢の展開で始まった。ここ米国株市場ではエヌビディアをはじめ半導体関連株の戻り足が顕著で、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数も前週末まで4日続伸となり25日移動平均線を上回るなど上昇基調が鮮明だ。東京市場でも25日移動平均線より下に位置する東エレクなどの関連銘柄は、相対的な出遅れ感から海外投資家を中心にリターンリバーサル狙いの買いが流入している。

■エイチーム <3662>  2,126円  +30 円 (+1.4%)  11:30現在
 エイチーム<3662>が4日続伸。前週末24日の取引終了後、グループ会社のエイチーム引越し侍が、内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室が推進する「引越しワンストップサービス」で、引越しに伴う各種手続のポータルの検討に関する協力主体に選出されたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。現在、引越しをする際には、さまざまな行政機関や民間事業者に対して個別に住所変更情報を届け出る必要があり、多くの時間・手間を要しているが、これらの負担を軽減するため、内閣官房ではデジタル技術を活用しする「引越しワンストップサービス」を推進。今回、引越しに伴う各種手続にアクセスできる「ポータル」の構築について官民共同で検討を行うため、本検討に必要となるポータルの構築・運営および引越しに伴う各種手続に関する知見を有する協力主体の公募が行われ、エイチーム引越し侍が選出されたとしている。

■横河電機 <6841>  2,199円  +29 円 (+1.3%)  11:30現在
 横河電機<6841>が続伸している。前週末24日の取引終了後、ノルウェーの子会社が、同国の石油開発企業エクイノール社向けに高機能のケミカルインジェクションメータリングバルブ「フルイドコム」59台を受注したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。今回受注した「フルイドコム」は、北海の大型油田であるヨハン スヴェルドラップ油田と、バレンツ海の油田ヨハン カスバーグで使用される予定で、それぞれのプロジェクトのケミカル・インジェクション・パッケージ・サプライヤから受注したという。なお、ともに22年に稼働する予定としている。

■メドレックス <4586>  915円  +150 円 (+19.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 メドレックス<4586>がストップ高カイ気配。この日の寄り前に、武田薬品工業<4502>と技術ライセンス契約を締結したと発表しており、これを好感した買いが入っている。今回のライセンス契約締結は、武田薬のある重点疾患領域におけるパイプラインを対象に、メドレック独自の経皮吸収製剤技術を用いて、新たな経皮吸収製剤を創製することを目指すのが目的。同契約において、武田薬は同経皮吸収性剤について、全世界で開発および商業化する権利を有し、メドレックは臨床開発をサポートするという。また、これに伴い、メドレックは開発および商業化の進捗に応じて武田薬からマイルスと収入を得るほか、上市後は販売額に応じてロイヤルティーを受け取ることになる。

●ストップ高銘柄
 アルメディオ <7859>  287円  +80 円 (+38.7%) ストップ高   11:30現在
 オルトプラス <3672>  938円  +150 円 (+19.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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