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【市況】注目銘柄ダイジェスト(前場):UUUM、アミューズ、メドピアなど

Jディスプレ <日足> 「株探」多機能チャートより

JDI<6740>:153円(+6円)
大幅反発。岩井コスモ証券では目標株価200円継続で、投資判断を「B+」から「A」に格上げしている。第1四半期は前年同期比、前四半期比で営業赤字が縮小、今期下期黒字化で通期純利益が5期ぶりに黒字化するという会社計画に沿った展開になっていると指摘。同社液晶パネルを搭載した最大顧客の新モデルが期待通りの販売台数を達成できれば、同社への評価も一変の可能性があるとみているもよう。


イーレックス<9517>:1100円(+64円)
大幅反発。世界最大級のバイオマス発電所の事業化に取り組むと報じられている。新たに約70万世帯分の電力に相当する出力約30万kwのバイオマス発電施設の建設を検討のようだ。投資額は900億円程度が見込まれ、大手電力などとの共同事業も視野に入れているもよう。2024-25年をめどに稼働を目指している。事業リスクもある一方、再生エネ関連の代表銘柄として積極展開を評価する動きが先行。


アミューズ<4301>:3515円(+470円)
大幅続伸で上昇率トップ。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は14.9億円で前年同期比95.8%増と大幅増益になり、上半期計画は従来予想の10億円から16億円に、通期では31億円から38億円に一転増益予想へと上方修正している。音楽作品のリリース時期が下期にずれ込んだにもかかわらず、利益率の高いCM収入、ファンクラブ収入が全般的に好調であったほか、貸倒引当金の減少などコスト負担も低減した。


トリドール<3397>:2402円(+121円)
大幅反発。前日に第1四半期の決算を発表している。営業利益は22.4億円で前年同期比5.8%増、上半期計画59.2億円、同34.0%増益に対しては低進捗で、下振れの可能性も高まっている。ただ、既存店売上高は5月に20カ月ぶりの前年割れ、以降も下落トレンドが続いていることから、業績下振れは想定線とも捉えられる。発行済み株式数の2.09%を上限とする自社株買いの実施も評価され、あく抜け期待などが優勢となっているもよう。


Vテク<7717>:20010円(+1120円)
大幅反発。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は27.3億円で前年同期比4.2倍となった。決算数値にサプライズはないものの、安値圏で推移していたこともあって、大幅増益決算を受けて買い安心感が高まる形に。前年度下半期の受注集中によって受注高は前年比減少しているが、受注残高は前年同期末比で28%増加、会社側では受注も下半期には回復見込みとしている。


メドピア<6095>:1736円(+192円)
大幅に3日ぶり反発。18年9月期の営業利益を従来予想の2.45億円から3.80億円(前期実績0.82億円)に上方修正している。収益性の高い商品の受注割合が拡大したことに加え、効率的な業務運営が実現し、前回予想を上回る見込みとなったため。同時に発表した第3四半期累計(17年10月-18年6月)の営業利益は2.94億円(前年同期実績0.15億円)で着地した。


UUUM<3990>:7180円(+1000円)
大幅に3日ぶり反発。いちよし証券が新規にフェアバリュー1万円、レーティング「A」を付与している。同証券は「YouTube向け動画クリエイターの活動を支援するマルチチャンネルネットワークとして国内トップクラス」と評価。その上で「収益源である広告収益の成長ペースは国内ネット動画広告市場の平均を上回る」との見方を示している。フェアバリューは13日の終値(6180円)の約1.62倍。


レーサム<8890>:1538円(-80円)
大幅に4日続落。680万2700株(99億9996万9000円)を上限に自社株買いを実施する。買付価格は1株1470円で、13日終値(1618円)を約9.1%下回っている。買付期間は14日から9月10日まで。19年3月期第1四半期(18年4-6月)の営業利益は前年同期比593.4%増の9.82億円で着地、通期予想は前期比39.7%増の158.00億円で据え置いた。また、サービシング事業を廃止し、連結子会社の保有株式をアルゴ・ホールディングスに譲渡する。

《ST》

 提供:フィスコ

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