【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:アミューズ、Vテク、トリドール
アミューズ <日足> 「株探」多機能チャートより
オイシックス・ラ・大地 <3182> [東証M]がストップ高買い気配。13日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比4.0倍の6.2億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。2月に買収した、らでぃっしゅぼーやの業績上積み(決算期変更につき3~6月の4ヵ月間を計上)が収益を大きく押し上げた。定期宅配サービスの会員数獲得が好調だったうえ、原価率改善や注文単価上昇で採算も改善したOisix事業の業績拡大も大幅増益に貢献した。
■アミューズ <4301> 3,515円 +470 円 (+15.4%) 11:30現在 東証1部 上昇率トップ
アミューズ <4301> が急騰。13日大引け後、19年3月期の連結経常利益を従来予想の32億円→39.9億円に24.7%上方修正。従来の1.1%減益予想から一転して23.3%増益見通しとなったことが買い材料視された。利益率の高いCM収入やファンクラブ収入が想定より伸びる。貸倒引当金の減少で販管費が大幅に減少することも利益を押し上げる。同時に発表した第1四半期(4-6月)同利益は前年同期比2.3倍の15.9億円だった。大型コンサートツアー開催でイベント収入が増加したほか、コンサート関連グッズや音楽パッケージの販売が好調だった。
■ウェルビー <6556> 1,790円 +163 円 (+10.0%) 11:30現在
ウェルビー<6556>が急騰。障害を持つ人などの就職を支援する就労移行支援事業を展開し業績は好調に推移している。13日取引終了後に発表した19年3月期の第1四半期(4~6月)単独決算は、売上高が13億7700万円(前年同期比40.5%増)と4割強の大幅増収を達成した。これを受け営業利益も3億6200万円(同42.2%増)、最終利益は2億2400万円(同36.5%増)と高水準の伸びをみせ、物色人気を再燃させている。
■アニコムHD <8715> 3,925円 +295 円 (+8.1%) 11:30現在 東証1部 上昇率8位
13日に発表したアニコム損害保険の7月新規契約件数は前年同月比6.9%増だったことが買い材料視された。
■イーレックス <9517> 1,100円 +64 円 (+6.2%) 11:30現在
イーレックス<9517>が大幅反発している。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「世界最大級のバイオマス発電所の事業化に取り組む」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、新たに約70万世帯分の電力に相当する出力約30万キロワットのバイオマス発電施設の建設を検討するとしており、投資額は900億円程度が見込まれるという。また、24~25年の稼働を目指すとあることから、将来的な業績への貢献が期待されている。
■ブイ・テクノロジー <7717> 20,010円 +1,120 円 (+5.9%) 11:30現在
ブイ・テクノロジー <7717> が急反発。13日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比4.1倍の28.3億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。中国をはじめとする海外パネルメーカーの旺盛な設備投資需要が継続する中、大型液晶ディスプレー製造装置などの販売が大きく伸び、92.4%の大幅増収を達成したことが寄与。
■トリドール <3397> 2,402円 +121 円 (+5.3%) 11:30現在
13日、トリドールホールディングス <3397> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.09%にあたる91万株(金額で39億0390万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月14日から9月20日まで。同時に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比4.1%増の22.5億円で着地した。
■ラクス <3923> 1,736円 +71 円 (+4.3%) 11:30現在
ラクス <3923> [東証M]が高い。13日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比59.5%増の4.6億円に拡大して着地したことが買い材料視された。積極的な成長投資を背景にクラウド経費精算システム「楽楽精算」の導入社数が増加したことが寄与。前期に実施した大規模なマーケティング関連費用がなくなったことに加え、東京本社移転費用の解消も大幅増益の要因となった。上期計画の5.1億円に対する進捗率は89.6%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。同時に発表した7月の売上高は前年同月比39.3%増と高成長を維持したことも好感されたようだ。
■UKCホールディングス <3156> 2,193円 +71 円 (+3.4%) 11:30現在
電子部品商社のUKCホールディングス <3156> が大幅反発。13日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益が前年同期比42.2%増の8.9億円に伸びて着地したことが買い材料視された。サムスングループへのソニー半導体・電子部品の販売が終了したことが響き35.3%の大幅減収となったものの、高付加価値事業への注力や香港とシンガポールの貸倒引当金の回収などが寄与し、営業利益は9.9%減にとどまった。受取配当金や為替差益が増加したことに加え、前期に計上した過年度決算訂正関連費用がなくなったことで最終利益は大幅増となった。上期計画の12億円に対する進捗率は74.7%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。
■SHIFT <3697> 4,480円 +145 円 (+3.3%) 11:30現在
SHIFT<3697>が3日ぶりに反発している。同社は13日、4月に業務提携したMF KESSAI(東京都千代田区)と共同で立ち上げたIT業界の資金繰りを改善するサービス「SHIFT KESSAI」の提供を開始したと発表。これが材料視されているようだ。「SHIFT KESSAI」は、ソフト開発事業者向けの債権買い取りサービス。MF KESSAIが実施する財務面の与信審査に加えて、SHIFTがこれまでのソフトウエアテストの品質保証事業を通して蓄積したデータを利用した開発面の与信審査を実施し、開発企業の債権買い取り及び入金早期化をサポートする。
■サイボウズ <4776> 589円 +18 円 (+3.2%) 11:30現在
サイボウズ <4776> が大幅高。13日大引け後に発表した18年12月期上期(1-6月)の連結経常利益が前年同期比27.9%増の10.8億円に伸びて着地したことが買い材料視された。契約社数の増加を背景にグループウェア「cybozu.com」上で提供するクラウドサービスの売り上げが増加したことが寄与。前年同期に比べ人件費や業務委託費が増加したものの、増収効果で吸収し、大幅増益を達成した。通期計画の6.5億円(予想レンジ中値)をすでに66.9%も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。
■ファーストリテイリング <9983> 47,600円 +1,010 円 (+2.2%) 11:30現在
ファーストリテイリング<9983>が1000円を超える上昇をみせたほか、ソフトバンクグループ<9984>も4日ぶり反発。トルコリラの下落が一服したことで目先投資家のセンチメントが改善している。日経平均は前日までの急な調整の反動から目先リバウンド局面にあり、先物を絡めたインデックス買いが上昇に貢献している。そのなか、値がさ株で日経平均寄与度の高い両銘柄は、裁定買いに伴い株価に浮揚力が働いている。午前10時20分現在、両銘柄合わせて、日経平均を約70円相当押し上げている。
■FRONTEO <2158> 1,021円 +19 円 (+1.9%) 11:30現在
FRONTEO<2158>が4日ぶりに反発している。13日の取引終了後、人工知能(AI)ソリューション領域での製品導入社数が100社を突破したと発表しており、これを好感した買いが入っている。同社では、化学・機械・素材を中心とした製造業や、各種金融機関をはじめとする幅広い業界の顧客へ、独自開発の人工知能KIBIT(キビット)を搭載した製品・サービスを提供。近年では、ヘルスケア領域やコミュニケーションロボットKibiro(キビロ)を活用したソリューションも展開している。今期に入っても、大手企業を中心に提供が順調に進んでいるとしており、業績への貢献が期待されている。
■千代田化工建設 <6366> 774円 +7 円 (+0.9%) 11:30現在
千代田化工建設<6366>が反発している。この日、大阪ガス<9532>が千葉県袖ケ浦市で計画している国内最大級のバイオマス発電所の建設にかかるEPC(設計・調達・建設・試運転)業務を受注したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。同プロジェクトは、旭化成<3407>の千葉工場内に建設するバイオマス専燃発電所と日本燐酸(千葉県袖ケ浦市)の事業所内に建設するバイオマス燃料の貯蔵サイロ設備一式のEPC業務で、発電所の出力は7.5万キロワット。運転開始は22年7月を予定しているという。
■アール・エス・シー <4664> 875円 +150 円 (+20.7%) ストップ高買い気配 11:30現在
アール・エス・シー <4664> [JQ]がストップ高買い気配。13日大引け後、19年3月期の連結経常利益を従来予想の5900万円→1億3100万円に2.2倍上方修正。従来の37.9%減益予想から一転して37.9%増益見通しとなったことが買い材料視された。人材サービス事業で臨時の大型イベント運営業務を受注したことが収益を押し上げる。建物総合管理サービス事業における原価管理や販管費削減の徹底も上振れに貢献する。
■ダブルスタンダード <3925> 4,230円 +700 円 (+19.8%) ストップ高買い気配 11:30現在
ダブルスタンダード <3925> [東証M]がストップ高買い気配。13日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比80.4%増の2.5億円に拡大して着地したことが買い材料視された。AIを活用したデータクレンジング(データ整備・正規化)や新サービスを中心としたビッグデータ関連案件の受注が伸びたことが寄与。人件費は増加する一方、コスト意識の高まりや業務効率の向上で販管費率が低下したことも増益に貢献した。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の7億円→8.5億円に21.3%上方修正。増益率が25.9%増→52.8%増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
●ストップ高銘柄
ビープラッツ <4381> 9,110円 +1,500 円 (+19.7%) ストップ高買い気配 11:30現在
省電舎ホールディングス <1711> 534円 +80 円 (+17.6%) ストップ高 11:30現在
UUUM <3990> 7,180円 +1,000 円 (+16.2%) ストップ高 11:30現在
など、7銘柄
●ストップ安銘柄
テラ <2191> 229円 -80 円 (-25.9%) ストップ安売り気配 11:30現在
ワイヤレスゲート <9419> 917円 -300 円 (-24.7%) ストップ安売り気配 11:30現在
バリューデザイン <3960> 1,770円 -500 円 (-22.0%) ストップ安売り気配 11:30現在
和心 <9271> 2,890円 -700 円 (-19.5%) ストップ安売り気配 11:30現在
三光Mフーズ <2762> 678円 -150 円 (-18.1%) ストップ安売り気配 11:30現在
など、6銘柄
株探ニュース