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【市況】NY株式:NYダウは125ドル安、トルコ情勢への懸念広がる

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式相場は下落。ダウ平均は125.44ドル安の25187.70、ナスダックは19.40ポイント安の7819.71で取引を終了した。朝方は、堅調な内容が続く四半期決算を背景とした期待感や前週末の株価下落を受けた買い戻しの動きから買いが先行したものの、トルコ通貨危機への懸念からアジア・欧州株がほぼ全面安となったことが嫌気され下落に転じた。投資家のリスク選好姿勢が後退しており、今後の展開を見極めたいとの思惑も根強く、終日軟調推移となった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や食品・生活必需品小売が上昇する一方で自動車・自動車部品や耐久消費財・アパレルが下落した。

オートバイメーカーのハーレー・ダビッドソン(HOG)は、生産拠点を欧州に移転する方針を示しているが、トランプ大統領が同社製品の不買運動を支持するツイートを行い下落。アパレルのVFコープ(VFC)は、ジーンズ事業の分離を検討していることを明らかにして下落。一方で、短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は、空売り専門の調査会社シトロン・リサーチが目標株価を引き上げ上昇。電気自動車のテスラ(TSLA)は、マスクCEOが株式非公開化に向けた資金確保の発言は、サウジアラビアの政府系ファンドとの交渉が背景にあったことを明らかにし買われた。

半導体のエヌビディア(NVDA)は、モルガン・スタンレーが16日の決算発表で強気の業績見通しを示すと予想し上昇した。





Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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