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【材料】スズキが3連騰で連日の最高値街道走る、業績増額含みで貿易摩擦問題の影響も軽微

スズキ <日足> 「株探」多機能チャートより
 スズキ<7269>が3連騰で連日の上場来高値更新。きょうの高値まで3営業日で株価は1200円強、2割近い上昇パフォーマンスを演じている。市場では「海外投資家を中心に自動車株の中でも同社株の保有比率を高める方向で資金シフトが起こっている」(国内中堅証券)という指摘がある。同社株の値動きが一変したのは前週2日に発表された19年3月期第1四半期(4~6月)決算が契機となっている。4~6月期の売上高は9874億6900万円(前年同期比13.6%増)、営業利益は1164億6400万円(同36.9%増)、最終利益は859億1200万円(同31.3%増)と急拡大、通期業績見通しは据え置いているものの、営業利益段階で進捗率が34%強に達しており、通期想定為替レートを105円に設定していることを考慮しても計画を上振れる可能性が意識される。同社の活躍舞台はインドが中心で米国との貿易摩擦問題の影響を受けにくい銘柄として、自動車セクターでも相対的に有利な銘柄との位置づけが定着している。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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