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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:NSSOL、スズキ、板硝子

NSSOL <日足> 「株探」多機能チャートより
■NSSOL <2327>  3,385円  +454 円 (+15.5%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率2位
 2日、新日鉄住金ソリューションズ <2327> が発行済み株式数(自社株を除く)の4.96%にあたる470万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月6日から19年3月22日まで。同時に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比7.3%増の52.5億円で着地した。

■日本金銭機械 <6418>  1,375円  +148 円 (+12.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 日本金銭機械 <6418> が急騰。2日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比2.8倍の10億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。カジノホールのリニューアル工事を中心とする北米の旺盛な設備投資意欲を背景に、紙幣識別機ユニットの販売が大きく伸びたほか、ドイツでは新しい規制に対応した紙幣環流ユニットへの買い替え需要が続き、グローバルゲーミング部門の収益が急拡大した。上期計画の8億円をすでに25.0%も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■オイレス工業 <6282>  2,609円  +278 円 (+11.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 オイレス工業 <6282> が続急騰し、年初来高値を更新した。2日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比31.1%増の14.1億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力の無給油式ベアリングが射出成形機や産業車両向け受注が引き続き好調だったほか、自動車向けも欧州や中国を中心に堅調だったことが寄与。橋梁、建物向け免震装置の売上増加に加え、販管費率が減少したことも大幅増益の要因となった。

■フジミインコ <5384>  3,080円  +287 円 (+10.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 フジミインコーポレーテッド<5384>が急反発し、年初来高値を更新した。同社は2日取引終了後に、19年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は15億7800万円(前年同期比33.4%増)となり、上半期計画25億5000万円に対する進捗率は61.9%に達した。売上高は92億6600万円(同6.3%増)で着地。国内でシリコンウエハー向けやメモリーデバイス向けCMP(化学機械研磨)製品の販売が好調だったほか、コスト削減に努めたことなどが寄与した。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■TOA <6809>  1,270円  +102 円 (+8.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 音響システム大手のTOA<6809>が急伸している。同社は2日取引終了後に、19年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業損益が4000万円の黒字(前年同期は2億4600万円の赤字)に浮上したことが好感されているようだ。売上高は87億8800万円(前年同期比8.0%増)で着地。国内で商業施設向けや交通インフラ市場での販売が伸びたほか、ベトナムで官公庁向けの売り上げが増加するなどアジア地域も好調だった。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■スズキ <7269>  6,999円  +546 円 (+8.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 スズキ <7269> が急伸。2日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比33.8%増の1330億円に拡大して着地したことが買い材料視された。自動車の世界販売台数が86万2000台と前年同期と比べて16.3%も増加したことが寄与。主力のインドを筆頭に、日本や欧州、インドネシア、タイなどで販売を伸ばした。第1四半期実績だけで通期計画3500億円に対する進捗率は38.0%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ツムラ <4540>  3,855円  +290 円 (+8.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 ツムラ <4540> が急反発。2日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比7.4%増の49.1億円に伸びて着地したことが買い材料視された。同社は高齢者、がん患者、女性関連に重点を置き、漢方処方薬の販売拡大に注力している。4-6月期は主力の「大建中湯」や「六君子湯」「抑肝散」など医療用漢方製剤の売り上げが増えた。4月に実施された薬価改定による上昇分を、生薬関連コストの低減などで吸収し、増収増益を達成した。

■日本触媒 <4114>  8,530円  +500 円 (+6.2%)  11:30現在
 日本触媒 <4114> が急反発。2日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比11.3%増の102億円に伸びて着地したことが買い材料視された。機能性化学品事業が収益を牽引した。高吸水性樹脂や特殊エステル、水溶性ポリマーなどの販売増加に加え、加工費が減少したことも寄与した。また、持分法投資利益が増加したことも大幅増益の要因となった。上期計画の150億円に対する進捗率は68.4%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ダイセル <4202>  1,303円  +72 円 (+5.9%)  11:30現在
 2日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は微増益で着地」が好感された。ダイセル <4202> が8月2日大引け後(15:30)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比0.3%増の166億円となり、4-9月期(上期)計画の275億円に対する進捗率は60.5%に達し、5年平均の50.4%も上回った。
  ⇒⇒ダイセルの詳しい業績推移表を見る

■日本板硝子 <5202>  1,260円  +40 円 (+3.3%)  11:30現在
 日本板硝子 <5202> が続伸し、連日で年初来高値を更新した。2日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益が前年同期比2.0倍の93.4億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。欧州を中心に自動車用ガラスの高付加価値品の販売が増加したうえ、高機能ガラスも伸びたことが寄与。ベトナムの休止フロート窯再稼働に伴う減損損失の戻入益24億円を計上したことも利益を大きく押し上げた。第1四半期実績だけで通期計画240億円に対する進捗率は38.9%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ユナイテッドアローズ <7606>  4,345円  +85 円 (+2.0%)  11:30現在
 ユナイテッドアローズ<7606>が反発。2日の取引終了後に発表した7月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高が前年同月比4.4%増となり、6カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。7月は記録的な猛暑に伴い、強い夏物需要が継続した。メンズでは半袖アイテム全般、シューズ、バッグなどが、またウィメンズでは半袖アイテム全般、スカート、ワンピースなどが好調に推移した。なお、前年に比べて休日が1日少なかった影響がマイナス2.0%程度あったとしている。

■ファーストリテイリング <9983>  48,210円  +890 円 (+1.9%)  11:30現在
 ファーストリテイリング<9983>は3日ぶりに反発している。2日の取引終了後に発表した7月の国内ユニクロ売上高速報で、既存店(およびダイレクト販売)売上高は前年同月比0.3%減と3カ月連続で前年実績を下回ったものの、織り込み済みとの見方が強く、またマイナスが小幅だったことが評価されている。月前半に豪雨の影響があり客数は同3.3%減となったことが響いた。ただ、月後半は気温が高い日が多く、夏物商品の販売が好調に推移したとあることから、8月のプラス転換が期待されている。

■良品計画 <7453>  35,950円  +350 円 (+1.0%)  11:30現在
 良品計画<7453>が続伸している。2日の取引終了後に発表した7月度の月次概況で、直営既存店売上高が前年同月比6.5%増と17カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。引き続き衣服・雑貨の売上が好調に推移しており、半袖Tシャツ、ハーフパンツなど盛夏アイテムや、フレンチリネンやオーガニックコットン楊柳素材のイージーパンツやワンピース、ブラウスが人気となった。また、生活雑貨ではタオルケット、タオル、スリッパなどファブリックの売り上げが大きく伸びたほか、販売規模の大きい化粧水、導入液などのスキンケア用品も好調に推移した。なお、食品は前月に引き続きレトルトカレーが人気だった。

■電通 <4324>  4,780円  +45 円 (+1.0%)  11:30現在
 電通<4324>はしっかり。2日の取引終了後、保有するカカクコム<2371>株の全株式をKDDI<9433>に売却すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回の株式売却は、資本効率・資産効率の向上や、国内外M&Aなどの資金需要が見込まれるためという。また、これに伴い第3四半期(7~9月)の連結決算で約515億円の関係会社株式売却益を計上すると発表した。

■NTTドコモ <9437>  2,873.5円  +20 円 (+0.7%)  11:30現在
 NTTドコモ<9437>が反発し新高値。同社が2日発表した第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前期比9.9%増の3099億2500万円と市場予想(2800億円前後)を上回った。光回線やコンテンツ、金融・決済サービスなどが好調だった。アナリストからは19年3月通期の連結営業利益は会社計画9900億円(前期比0.3%増)に対し1兆円前後への増額修正を予想する見方が出ている。

■エクストリーム <6033>  2,500円  +500 円 (+25.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 エクストリーム<6033>がストップ高の2500円水準でカイ気配となっている。2日の取引終了後、同社が保有するIP「ラングリッサー」について、スマートフォンアプリに関するライセンス許諾先の中国・天津紫龍奇点互動娯楽が、iOS版「ラングリッサー」の配信を中国でスタートさせたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。iOS版「ラングリッサー」は、歴代作品が持つ魅力はそのままに、最新の技術を駆使して、さまざまな要素がパワーアップした完全新作のスマートフォンゲーム。事前登録者数は100万人を突破するなど事前人気も高いことから、業績への貢献が期待されている。

●ストップ高銘柄
 エクストリーム <6033>  2,500円  +500 円 (+25.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 以上、1銘柄

●ストップ安銘柄
 省電舎ホールディングス <1711>  434円  -100 円 (-18.7%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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