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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):旭有機材、元気寿司、JFE

旭有機材 <日足> 「株探」多機能チャートより
■旭有機材 <4216>  2,660円  +463 円 (+21.1%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 旭有機材<4216>が急騰。同社は7月31日取引終了後、19年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を550億円から575億円(前期比14.6%増)へ、営業利益を35億円から39億円(同16.0%増)へ、最終利益を32億円から38億円(同36.4%増)へそれぞれ大幅に増額した。これが集中的な人気を誘う格好となった。同社は塩ビバルブで独占的なシェアを有している。管材・樹脂製品共に半導体・液晶向けの製品の出荷が堅調に推移したことに加え、国内自動車や建設機械分野の生産が好調で会社側想定を上回る。

■元気寿司 <9828>  4,040円  +700 円 (+21.0%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位
 元気寿司 <9828> がストップ高。7月31日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比99.2%増の7.2億円に拡大して着地したことが買い材料視された。オールオーダー型「回転しない寿司」の拡大に注力し、国内の既存店売上高が2ケタ増収を達成したことが寄与。生産性向上や食料廃棄ロスの削減に加え、店舗建物の耐用年数の変更に伴う減価償却費の減少も大幅増益に貢献した。第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の18億円→25.9億円に43.9%上方修正。増益率が3.2%増→48.4%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

■理想科学工業 <6413>  2,654円  +333 円 (+14.4%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 理想科学工業 <6413> が急反騰し、年初来高値を更新した。7月31日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比44.8%増の13.4億円に拡大して着地したことが買い材料視された。欧州で高速カラープリンターの販売が好調だったうえ、アジアでデジタル印刷機の売り上げが拡大したことも収益を押し上げた。第1四半期業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の38億円→40億円に5.3%上方修正。従来の3.3%減益予想から一転して1.8%増益見通しとなった。併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の1.49%にあたる54万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いも向かった。

■エイチワン <5989>  1,459円  +179 円 (+14.0%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 ホンダ系部品メーカーのエイチワン <5989> が続急伸。7月31日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益が前年同期比88.0%増の21.7億円に拡大して着地したことが買い材料視された。金型設備の販売増加や生産コストの低減を背景に、北米部門の業績が急回復したことが寄与。上期計画の25億円に対する進捗率は86.9%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■クイック <4318>  1,981円  +194 円 (+10.9%)  本日終値
 クイック<4318>に買い人気集中。同社は人材サービス事業を展開し、建設や医療・介護分野で高水準の人材需要を取り込んでいる。7月31日取引終了後に発表した19年3月期第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高が57億3300万円(前年同期比18.9%増)、営業利益は17億9000万円(同25.0%増)、最終利益は12億2500万円(同16.9%増)と2ケタ増収増益だった。業績予想は従来見通しを据え置いているが、通期営業利益23億円(同4.6%増)予想に対する第1四半期時点の進捗率は78%に達している。

■ティーガイア <3738>  2,995円  +289 円 (+10.7%)  本日終値
 31日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は2.3倍増益で着地」が好感された。ティーガイア <3738> が7月31日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の57.2億円に急拡大し、通期計画の200億円に対する進捗率は28.6%に達し、5年平均の20.1%も上回った。
  ⇒⇒ティーガイアの詳しい業績推移表を見る

■トーカロ <3433>  1,412円  +136 円 (+10.7%)  本日終値
 トーカロ <3433> が急騰。7月31日大引け後、19年3月期の連結経常利益を従来予想の82億円→90億円に9.8%上方修正。増益率が11.4%増→22.2%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。半導体・FPD分野向けを中心に溶射加工の受注が想定より伸びることが寄与。同時に発表した4-6月期(第1四半期)の同利益は前年同期比42.3%増の27.3億円だった。前日終値ベースの予想PERが14.4倍→13.1倍に低下し、割安感が強まったことも支援材料となった。

■東祥 <8920>  4,410円  +425 円 (+10.7%)  本日終値
 東祥 <8920> が急反発。7月31日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比33.6%増の17.2億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力のスポーツクラブ事業、ホテル事業ともに出店拡大による増収効果が収益を押し上げた。「ホリデイスポーツクラブ」は前期に9店舗、今期は2店舗開業。「ABホテル」は前期4店舗、今期1店舗を開業している。なお、7月以降の出店予定として「ホリデイスポーツクラブ」12店舗、「ABホテル」10店舗の新規開発が決定している。

■JFE <5411>  2,500.5円  +235 円 (+10.4%)  本日終値
 ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>が大幅高、時価総額1兆5000億円の大型株である同社株が寄り後10分間以上値がつかないという異例の展開となった。同社は7月31日取引終了後、19年3月期の連結業績予想の修正を発表、経常利益を従来予想の2200億円から2600億円(前期比20%増)に上方修正、最終利益は1800億円(前期比24%増)を予想している。また、未定だった年間配当は95円と前期実績比15円の増配を計画している。好業績と高株主還元を好感する買いが集中した形だ。鋼材需要が国内と海外で好調なほか、値上げにより原料コストの上昇も相殺している。あわせて発表した第1四半期の連結売上高は9363億3600万円(前年同期比10.6%増)、最終利益614億3000万円(同7.6%増)だった。

■大木ヘルス <3417>  2,628円  +237 円 (+9.9%)  本日終値
 31日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は27%増益で着地」が好感された。大木ヘルスケアホールディングス <3417> [JQ] が7月31日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比27.4%増の4.7億円に伸びた。
  ⇒⇒大木ヘルスの詳しい業績推移表を見る

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