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【市況】東京株式(大引け)=167円安、米ナスダック安受け利益確定売り優勢

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 週明け30日の東京株式市場は利益確定の動きが優勢の地合いで、日経平均株価は途中下げ渋る場面はあったものの、後場は改めて売り圧力が強まる展開だった。

 大引けの日経平均株価は前週末比167円91銭安の2万2544円84銭と反落。東証1部の売買高概算は14億5078万株、売買代金概算は2兆2899億9000万円。値上がり銘柄数は908、対して値下がり銘柄数は1124、変わらずは70銘柄だった。

 きょうの東京市場は終始売りに押される展開を強いられた。前週末の米国株市場でNYダウなど主要指数が揃って下落した。特にハイテク株比率の高いナスダック総合指数の軟調が目立ち、約1カ月ぶりとなる下げ幅をみせるなど東京市場への影響が懸念されるなか、電機セクターなど中心に逆風となった。また、あすに結果が判明する日銀金融政策決定会合の結果を前に、積極的に買い向かう動きも見られなかった。ただ、個別株をみると決算発表絡みで好業績株を中心に押し目買い意欲も強く、値下がり1100強に対し、値上がり銘柄数も900を超えた。また、メガバンクは日銀のETF買いの配分見直しの思惑を背景に買いが優勢となり、TOPIXの下げは日経平均に比べ小幅にとどまっている。

 個別では、ファーストリテイリング<9983>の下げが目立ったほか、ソフトバンクグループ<9984>も軟調。エーザイ<4523>が大幅安、コマツ<6301>、ソニー<6758>も売りに押された。三菱総合研究所<3636>が急落、イントラスト<7191>、M&Aキャピタルパートナーズ<6080>はストップ安に売り込まれた。アマノ<6436>、大日本住友製薬<4506>などの下げも目立つ。

 半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が売買代金断トツで株価も上昇。トヨタ自動車<7203>もしっかり。アルプス電気<6770>が高くブリヂストン<5108>も上値を追った。イーブックイニシアティブジャパン<3658>がストップ高、アルゴグラフィックス<7595>も一時値幅制限上限まで買われた。ソフトバンク・テクノロジー<4726>が商い増勢のなか値を飛ばしたほか、椿本チエイン<6371>が物色人気となり、アイネス<9742>、マックス<6454>も大幅高となった。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

最終更新日:2018年07月31日 09時04分

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