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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):東映アニメ、アルゴグラフ、ソフバンテク

東映アニメ <日足> 「株探」多機能チャートより
■東映アニメーション <4816>  4,050円  +620 円 (+18.1%) 一時ストップ高   本日終値
 東映アニメーション <4816> [JQ]が一時ストップ高。27日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比42.0%増の50.6億円に拡大して着地したことが買い材料視された。国内外でスマートフォン向けゲーム「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」をはじめとする版権収入が拡大したうえ、中国や北米向け映像配信権の販売も好調だったことが寄与。第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の93億円→123億円に32.3%上方修正。従来の19.6%減益予想から一転して6.4%増益を見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

■アルゴグラフィックス <7595>  4,185円  +560 円 (+15.5%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位
 アルゴグラフィックス <7595> が急騰。27日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比37.7%増の13.1億円に拡大して着地したことが買い材料視された。3次元設計システム(CAD)の販売やソリューション提案を手掛ける主力のPLM事業が好調だった。自動車業界の投資意欲が引き続き旺盛だったことに加え、半導体業界向け生産管理工程システムの販売が伸びた。待遇改善を背景に人件費が増加したものの、増収効果と利益率改善で吸収し、大幅増益を達成した。

■ソフバンテク <4726>  2,030円  +259 円 (+14.6%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 ソフトバンク・テクノロジー<4726>が急騰。同社が27日取引終了後に発表した19年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高が122億5800万円(前年同期比1.1%増)と増益を確保し、営業利益は4億5000万円(同5倍)、最終利益は2億5600万円(同21.1倍)と急拡大した。これが強く株価を刺激する格好となった。企業のIT投資需要は旺盛で、クラウドソリューション及びセキュリテイーソリューション事業が好調で業績を牽引している。

■アイネス <9742>  1,215円  +154 円 (+14.5%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 アイネス<9742>が高い。同社は27日、取引終了後に、400万株(自己株式を除く発行済み株式総数の14.0%)、40億円を上限とする自社株取得枠を設定したと発表。取得期間は8月2日から来年3月11日(約定ベース)までで、取得した全株を来年3月28日付で消却するとしていることが好感されたようだ。あわせて、19年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。売上高は76億8900万円(前年同期比6.2%増)、営業損益は1億1400万円の赤字(前年同期は2億1600万円の赤字)で着地。業種別売上高は公共、金融、産業のいずれの分野も増収となったが、公共分野の製品・サービスの顧客への納品と売り上げ計上が第2四半期および第4四半期に集中することが損益面に影響する。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■椿本チエイン <6371>  1,048円  +123 円 (+13.3%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 椿本チエイン<6371>が急反騰し、約半年ぶりに年初来高値を更新した。前週末27日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を2250億円から2440億円(前期比13.1%増)へ、営業利益を213億円から217億円(同4.9%増)へ、純利益を151億円から152億円(同3.6%増)へ上方修正したことが好感された。米子会社が、今年6月に搬送機器の製造販売を手掛ける米セントラル・コンベヤー・カンパニー(ミシガン州)とその子会社を子会社化したことに伴い、その影響を織り込んだとしている。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高554億8000万円(前年同期比11.2%増)、営業利益54億4000万円(同25.6%増)、純利益42億1800万円(同33.8%増)だった。

■マックス <6454>  1,639円  +182 円 (+12.5%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 マックス<6454>が5日続伸し、年初来高値を更新した。同社は27日取引終了後に、19年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は16億5000万円(前年同期比26.7%増)となり、上半期計画29億7000万円に対する進捗率は55.6%となった。売上高は168億5600万円(同6.5%増)で着地。鉄筋結束機「ツインタイア」の販売が国内外で増加するなど、インダストリアル機器部門が全社売上高を牽引した。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■セーレン <3569>  2,060円  +222 円 (+12.1%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 セーレン<3569>が急反発。同社は27日取引終了後に、19年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は27億円(前年同期比3.3%増)となり、上半期計画45億円に対する進捗率は60.0%に達した。売上高は293億7100万円(同6.2%増)で着地。革を超える新素材「クオーレ」や瞬間消臭機能「イノドール」といった高付加価値商品やビスコテックス加飾パネルが順調に推移し、主力の車両資材事業が増収増益となったことなどが寄与した。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■ハマキョウレックス <9037>  3,780円  +380 円 (+11.2%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 ハマキョウレックス <9037> が続急伸。27日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比10.7%増の24.4億円に伸びて着地したことが買い材料視された。前期までに受託したセンターの業績が貢献した物流センター事業が収益を牽引。値上げ浸透や同業他社との共同輸送による取引増加を背景に、貨物自動車運送事業の収益が伸びたことも増益に貢献した。通期計画の100億円に対する進捗率は24.4%と堅調なスタートを切ったことが好感されたようだ。

■明星工業 <1976>  920円  +89 円 (+10.7%)  本日終値
 明星工業 <1976> が急伸。27日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比66.9%増の13.5億円に拡大して着地して着地したことが買い材料視された。主力の建設工事事業で国内メンテナンス工事が順調に進んだうえ、工事採算が改善したことも利益を押し上げた。

■シミックHD <2309>  2,375円  +227 円 (+10.6%)  本日終値
 シミックホールディングス<2309>が急反騰。同社は臨床試験支援大手で製薬会社向けに新薬の臨床試験受託ビジネスが絶好調に推移している。同社は27日取引終了後、18年9月期第3四半期累計(17年10月~18年6月)の連結決算を発表。売上高は516億2400万円(前年同期比7.6%増)、営業利益は40億1600万円(同37.4%増)、最終利益は12億2900万円(同19.9%増)と高水準の伸びを見込んでおり、これが大きく好感された。

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