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【市況】日経平均は反発、好業績の中小型株を個別物色/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 22635.59 (+48.72)
TOPIX  : 1773.90 (+8.12)

[後場の投資戦略]

 日経平均は前場に上げ幅を3ケタに広げる場面があったものの、為替の円安が一服していること、8月上旬にかけて主力企業の4-6月期決算発表がピークを迎えることなどを考慮すると、後場は模様眺めムードが強まりそうだ。決算発表銘柄では花王<4452>などが買われているが、日産自<7201>やキヤノン<7751>、東エレク<8035>といった主力輸出企業の決算は好感をもって受け止められておらず、企業業績に対する期待も高まりづらいだろう。一方、ネットワン<7518>の4-6月期営業利益が前年同期比3.6倍、富士電機<6504>が同2.3倍となるなど中小型株の一角で好決算が見られ、値動きの軽さもあってこうした銘柄に物色が向かいやすいと考えられる。

 新興市場ではマザーズ指数が続落して前場を折り返した。本日、新規上場したプロレド<7034>は公開価格を7割弱上回る堅調な初値を付けている。今週のIPOラッシュこそ一巡したが、決算発表が本格化したことで主力の東証1部銘柄に市場の関心が向かいやすく、マザーズ指数は引き続き伸び悩む可能性がある。売買代金が低迷しているとあって、比較的需給の軽い小型株が選好されやすいだろう。(小林大純)
《AK》

 提供:フィスコ

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