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【市況】米国株見通し:米中貿易戦争の緩和期待もみられ買い優勢か

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物  2836.00(- 5.25) (18:10現在)
ナスダック100先物  7402.75(-66.75) (18:10現在)


 18時10分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は軟調推移。NYダウ先物は30ドル高程度で推移している。欧州株式市場はほぼ全面高。時間外取引のNY原油先物は前日比ほぼ横ばい。こうした流れを受け、26日の米株式市場は売り買い交錯気味に始まろう。


 前日の米国と欧州連合(EU)との首脳会談では、EUによる米国産の液化天然ガス(LNG)と大豆の輸入拡大、双方による自動車以外の工業製品の税率引き下げ協議で合意。協議が続く間はEUからの輸入車への関税上乗せが棚上げされる見通しとなり、対立を回避した。それを受けて米中貿易戦争の緩和期待もみられ、投資家センチメントは改善気味になっているとみられる。NY原油先物は、米国内在庫の大幅な減少を受けて引き続き底堅い展開が予想される。


 本日発表となる米経済指標は、6月耐久財受注速報値、6月卸売在庫速報値、先週分新規失業保険申請件数。なかでも耐久財受注はプラス転換が予想され、株式市場にはポジティブな材料になる可能性がある。決算発表は、インテル、コムキャスト、マクドナルド、アマゾンなどがある。

《KK》

 提供:フィスコ

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