【市況】明日の株式相場見通し=日銀会合前にリスク回避の売り、好決算銘柄は個別に買い進む
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「きょうは、日経平均と東証株価指数(TOPIX)の両指数が著しく逆行する変則的な展開となった。東証1部の値上がり銘柄数は1733と値下がり銘柄数の309(変わらずは61銘柄)を圧倒的に上回り、TOPIXは3日続伸で、6月18日以来約1カ月ぶりの高値水準となった。一方、日経平均は、日銀がETF(上場投資信託)の購入配分を日経平均型からTOPIX型へシフトするとの観測を受けて、寄与度の高いエーザイ<4523>、ソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>の4銘柄が売られ、合計で約140円分日経平均を押し下げた。TOPIXのきょうの上昇幅12.3ポイントにNT倍率(日経平均をTOPIXで除した数値)の12.8を掛けると約157円となる」との見方が出ていた。
26日の東京株式市場は、日経平均が3日ぶりに小幅反落した。ただ、値上がり銘柄数が圧倒的に多く、TOPIXは3日続伸となった。日経平均株価終値は、前日比27円38銭安の2万2586円87銭と小幅反落した。
日程面では、成功報酬型の経営コンサルティングを提供するプロレド・パートナーズ<7034>が東証マザーズ市場に新規上場する。このほか海外では、米4~6月期のGDP速報値、米7月の消費者態度指数、朝鮮戦争休戦協定締結から65年周年が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)