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【市況】後場に注目すべき3つのポイント~225型銘柄がさえないなか、中小型株へと関心が向かいやすい

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

26日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は3日ぶり反落、225型銘柄がさえないなか、中小型株へと関心が向かいやすい
・ドル・円は下げ渋り、下値の堅さを意識
・値下がり寄与トップはエーザイ<4523>、同2位はファーストリテ<9983>

■日経平均は3日ぶり反落、225型銘柄がさえないなか、中小型株へと関心が向かいやすい
日経平均は3日ぶり反落。22.02円安の22592.23円(出来高概算6億2959万株)で前場の取引を終えた。25日の米国市場では、一部の主要企業決算が嫌気されたものの、トランプ大統領とEU首脳の通商協議が妥結したことが報じられると、引けにかけて上げ幅を拡大する展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円高の22610円。ドル円相場は1ドル=110.80円程度と前日比円高方向に振れて推移したが、米欧の貿易摩擦緩和に対する期待感から本日の日経平均は買い先行でのスタートとなった。その後は、日銀によるETF購入配分の見直しが伝わったことで海外ヘッジファンドによる225先物売りが観測され、寄付直後からマイナスに転じて推移する格好に。

東証1部の値上がり数は1715銘柄となっており、全体の80%超を占めた。セクターでは、医薬品、証券・商品先物取引業が軟調な一方で、鉱業、その他製品、石油・石炭製品は堅調。前場では、前日の決算を受けた個別物色が中心となっており、アドバンテス<6857>や信越化学<4063>が堅調な推移となった。しかし、日銀の上場投資信託(ETF)購入配分見直し検討報道を受けたファーストリテ<9983>、「BAN2401」試験結果受け米バイオジェンが急落した流れによるエーザイ<4523>急落が好決算銘柄による上昇分を打ち消す格好となった。

日銀が31日に予定されている金融政策決定会合で年間6兆円購入する上場投資信託(ETF)の購入配分について、東証株価指数(TOPIX)連動型ETFを増やすなどの見直しを検討すると報じられたことで、ファーストリテやソフトバンクG<9984>などの225型の銘柄が全般軟調な推移をみせている。これまで日銀による225型ETFの購入が株価水準を押し上げてきた面は強く、これらインデックス主導で上昇していた値がさ株に売りが出ていることで、日経平均の一段の上値追いの動きには慎重になりやすいだろう。他方、需給改善期待から中小型株の上昇が目立つ東証1部では、前引け時点で8割以上の銘柄が値上がりをみせている。全体としては、決算内容を見極めたいといったムードが強まりやすいなかで、主力処では、決算前の先回り物色や週初から散見されている金融株や自動車株などといったNT倍率の水準訂正の動きにとどまりそうなほか、値動きの軽い中小型株へと関心が向かう展開の継続が意識される。


■ドル・円は下げ渋り、下値の堅さを意識

26日午前の東京市場で、ドル・円は下げ渋り。日本の長期金利の上昇を受けた円買いでドルはやや値を下げたものの、その後は小幅に戻した。

来週開催の日銀金融政策決定会合を前に、警戒感から日本の長期金利が上昇し、それに伴う円買いでドルは110円70銭台に下げる場面もあった。ただ、欧米貿易摩擦の回避で円買いは弱く、ドルの下値の堅さが意識される。

ランチタイムの日経平均先物は下げ幅をやや拡大し、目先の日本株安継続への警戒から円売りは後退。反面、米ダウ先物はプラス圏を維持しており、今晩の米株安をにらんだドル売りは強まっておらず、ドルは目先も下値が堅そうだ。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円71銭から111円04銭、ユーロ・円は129円92銭から130円28銭、ユーロ・ドルは1.1722ドルから1.1741ドルで推移した。

(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・メディアシーク<4824>や夢展望<3185>など、3銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます

・値下がり寄与トップはエーザイ<4523>、同2位はファーストリテ<9983>


■経済指標・要人発言

【要人発言】

特になし

【経済指標】

・日・6月企業向けサービス価格指数:前年比+1.2%(予想:+1.0%、5月:+1.0%)


☆後場の注目スケジュール☆

<国内>
・特になし

<海外>
・15:00 独・8月GFK消費者信頼感指数(予想:10.7、7月:10.7)

《HH》

 提供:フィスコ
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