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【市況】日経平均は続伸、自律反発は一巡し中小型株物色で幕間つなぎへ/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 22610.83 (+100.35)
TOPIX  : 1754.74 (+7.88)

[後場の投資戦略]

 日経平均は前日に続き3ケタの上昇となっているが、23日の下落分(300円安)を埋め切れておらず、自律反発の域を出ないだろう。金融株の買い戻しや中国関連株の物色には一巡感があり、アジア市場では上海総合指数が小反落していることから、一段の上値追い材料には乏しい。また、本日は米欧首脳会談が控えており、自動車関税について議論される見込み。米中・米欧の貿易摩擦への警戒感も上値の重さにつながるだろう。前日に指摘したとおり、22600円近辺に位置する5日移動平均線レベルで目先の戻りは一服しそうだ。

 信越化<4063>などで決算を先取りする動きも見られるが、本日から決算発表が本格化するとあって主力企業は積極的に手掛けづらい。このため、ブロドリーフ<3673>のような個別材料株や電気自動車(EV)関連のテーマ株など、値動きの軽い中小型株に幕間つなぎ的な物色が向かっているようだ。ただ、明日からは決算を受けた主力企業の個別物色中心の相場展開が想定される。(小林大純)
《AK》

 提供:フィスコ

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