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【通貨】デジタルガレージと東京短資、合弁会社設立でブロックチェーン金融サービス提供へ【フィスコ・ビットコインニュース】

Dガレージ <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

ベンチャー投資、ネット広告、EC決済サービスなど、ネットビジネスを多角的に展開するデジタルガレージ<4819>と、銀行間取引など仲介・媒介業務を手がける東京短資は、フィンテック分野におけるブロックチェーン金融サービスの研究開発と事業化を目的とした合弁会社「クリプト・ガレージ」を設立することを7月20日付で発表した。

デジタルガレージは、研究開発組織「DG Lab」を通じ、投資先企業などと連携した事業開発に取り組んでいる。また、東京短資は、100年以上にわたって銀行間取引市場・オープン市場において主として仲介・媒介業務に取り組んでおり、金融機関として幅広く市場に携わっている。両社は昨年11月に発表した協業提携により、DG Labの研究開発を手がけるブロックチェーンにおける最先端技術と東京短資の金融市場ノウハウを組み合わせた、新たなフィンテック事業の創出を検討していたという。

合併会社設立により、両社はブロックチェーン技術を活用した金融サービスの提供を本格的に展開することとなる。同発表に際し、東京短資 代表取締役社長の後昌司氏は「様々なユースケースの開発を通じて業界の健全な発展をサポートすると共に、日本発の金融イノベーションを加速させる」と述べている。また、デジタルガレージ代表取締役 兼 社長執行役員グループCEOの林郁氏は「東京短資との当合弁会社を通じて、日本発の世界を代表するブロックチェーン金融サービスを創出し、成長させていくことを楽しみにしている」とコメントしている。

デジタルガレージは、飛騨信用組合と共同で、高山市などの限定地域においてスマホアプリ上で利用できる電子通貨「さるぼぼコイン」を開発したこともある。昨年11月、協業提携に関する発表では、東京短資が有する国内外の金融機関ネットワークと連携し、仮想通貨やポイントの発行・交換の導入事業者を各地域に広げていくと伝えており、今後の動向が注目される。

《HH》

 提供:フィスコ

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