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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ファストリ、Gunosy、ディップ

ファストリ <日足> 「株探」多機能チャートより
■Gunosy <6047>  1,726円  +300 円 (+21.0%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 Gunosy <6047> がストップ高。12日大引け後に発表した18年5月期の連結経常利益は前の期比27.9%増の19.3億円で着地。続く19年5月期も前期比29.1%増の25億円に伸び、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は広告宣伝費の積極投入でメディア事業のダウンロード数が2ケタ増加するほか、アドネットワークの売り上げなども伸び、24.6%の増収を見込む。併せて、AnyPay社と合弁会社を設立し、ブロックチェーン領域の事業を開始すると発表。ブロックチェーンに関するコンサルティング、システム開発などを展開していく。また、コーポレートベンチャーキャピタルを設立し、投資育成事業に参入することも明らかにしている。

■セントラル警備保障 <9740>  4,885円  +675 円 (+16.0%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率4位
 セントラル警備保障 <9740> が急騰。12日大引け後に発表した19年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益が前年同期比65.1%増の10.3億円に拡大して着地したことが買い材料視された。昨年から開始した沖縄の海上警備や鉄道関連向け臨時警備の増加を背景に、15.8%の大幅増収を達成したことが寄与。上期計画の14.9億円に対する進捗率は69.6%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■コスモス薬品 <3349>  25,210円  +3,450 円 (+15.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 12日に決算を発表。「今期経常は1%増で11期連続最高益更新へ」が好感された。コスモス薬品 <3349> が7月12日大引け後(15:00)に決算を発表。18年5月期の連結経常利益は前の期比2.7%増の252億円になり、従来予想の225億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。19年5月期は前期比1.0%増の255億円とほぼ横ばいを見込み、11期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。18期連続増収、11期連続増益になる。⇒⇒コスモス薬品の詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「株主優待制度を拡充」も買い材料。100株以上を1年以上継続保有する株主に対する株主優待制度を拡充。買物優待券を従来の5000円→7500円に、おこめ券を10kg→15kgに増やす。

■S Foods <2292>  4,390円  +445 円 (+11.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 S FOODS<2292>が続急伸している。12日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)連結決算が、売上高816億9300万円(前年同期比8.5%増)、営業利益29億7400万円(同7.9%増)、純利益18億1700万円(同16.0%減)と営業増益で着地したことが好感されている。主力商品こてっちゃんの販促キャンペーンの継続的取り組みとグループ企業間の協力関係の強化を進めたことで、食肉等の製造・卸売事業が大幅に伸長。また、食肉等の小売事業で生産性の向上のための作業工程の見直しや適正な人員配置のためのシフトコントロールの強化、不採算店の閉鎖などを行ったことが寄与した。なお、19年2月期通期業績予想は、売上高3500億円(前期比10.6%増)、営業利益120億円(同9.5%増)、純利益82億円(同5.7%増)の従来見通しを据え置いている。

■ディップ <2379>  2,922円  +241 円 (+9.0%)  11:30現在
 ディップ <2379> が急伸。12日大引け後に発表した19年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益が前年同期非連結比21.6%増の31.4億円に伸びて着地したことが買い材料視された。人材需給の逼迫が続くなか、求人情報サイトの広告出稿件数が伸びたことが寄与。積極的な広告宣伝投資を継続したが増収で吸収した。上期計画の51.2億円に対する進捗率は61.5%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ファーストリテイリング <9983>  52,210円  +2,980 円 (+6.1%)  11:30現在
 ファーストリテイリング <9983> が続急伸。12日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年8月期第3四半期累計(17年9月-18年5月)の連結税引き前利益が前年同期比21.5%増の2374億円に伸びて着地したことが買い材料視された。中国を中心に夏物衣料などの販売が好調だった海外ユニクロ事業が収益を牽引した。9-5月期の営業利益は前年同期比65.0%増の1125億円と国内ユニクロに迫る水準となった。また、国内事業も3-5月期の既存店売上高が前年同期比5.4%増と好調を維持した。値引き販売や販管費の抑制による採算改善も利益押し上げ要因となった。

■進和 <7607>  2,401円  +135 円 (+6.0%)  11:30現在
 12日に決算を発表。「9-5月期(3Q累計)経常が13%増益で着地・3-5月期も35%増益」が好感された。進和 <7607> が7月12日大引け後(16:00)に決算を発表。18年8月期第3四半期累計(17年9月-18年5月)の連結経常利益は前年同期比13.4%増の31.1億円に伸び、通期計画の39.5億円に対する進捗率は78.9%に達し、5年平均の75.6%も上回った。
  ⇒⇒進和の詳しい業績推移表を見る

■ソースネクスト <4344>  904円  +46 円 (+5.4%)  11:30現在
 ソースネクスト<4344>、テリロジー<3356>、トレンドマイクロ<4704>などサイバーセキュリティー関連株が物色人気となっている。米国と中国の間で貿易摩擦が激化しているが、「中国製造2025」でハイテク分野の育成に注力する中国に対し、米国は知的財産侵害を問題としており、サイバーセキュリティー分野などでも警戒を強めている。直近では、中国のハッカー集団が、カンボジアの総選挙に絡み、政治組織やメディアなどをターゲットに不正アクセスを試みる動きを、米情報セキュリティー大手のファイア・アイが公表するなど、国際間でのサイバー攻撃対応は安全保障上も喫緊の課題となっている。一方、日本では先の西日本豪雨の被災地で提供されているWi-Fiで、緊急時の利便性を優先して通信が暗号化されていないため情報流出の危険があることについて内閣サイバーセキュリティセンターが注意を呼び掛けるなど、災害時の情報漏洩への対応などが求められる状況にある。

■三協立山 <5932>  1,439円  +73 円 (+5.3%)  11:30現在
 12日に決算を発表。「今期経常は30%増益へ」が好感された。三協立山 <5932> が7月12日大引け後(15:00)に決算を発表。18年5月期の連結経常利益は前の期比77.6%減の15.3億円に落ち込んだが、19年5月期は前期比30.2%増の20億円に伸びる見通しとなった。
  ⇒⇒三協立山の詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「中計、21年5月期に営業利益80億円目標」も買い材料。中期経営計画を策定。21年5月期に営業利益80億円(18年5月期実績は12億円)を目指す。

■朝日インテック <7747>  4,490円  +145 円 (+3.3%)  11:30現在
 朝日インテック<7747>は実質上場来高値を更新した。12日の取引終了後、障がい福祉サービス事業を手掛けるフィカス(名古屋市名東区)の全株式を4000万円で取得し、子会社化したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。グループ全体で障がい者の安定雇用に取り組むことが狙い。今後フィカスは、既存の業務に加えて、グループ業務の一部を担当することになるという。なお、19年6月期業績への影響は軽微という。また、業績に与える重要性の観点から非連結子会社とするとしている。

■日本精機 <7287>  2,237円  +45 円 (+2.1%)  11:30現在
 日本精機<7287>が続伸している。12日の取引終了後、17年秋に開発したクラウド型遠隔監視システム「SMASH」について、正規販売仕様を対象に防爆国際規格IECExと防爆国内規格の認証を取得したと発表しており、これを好感した買いが入っている。同システムは、プラント設備のメンテナンスを目的に、センサー技術を核としたセンサーからサーバーまでを一つのパッケージとして提供するトータルソリューション。今回の認証取得により、石油化学プラントなど防爆機器の使用が必須である現場でも使用できるようになり、業績への貢献が期待されている。

■ミクシィ <2121>  2,783円  +50 円 (+1.8%)  11:30現在
 ミクシィ<2121>が続伸している。12日の取引終了後、3月2日に発売した、最大4人で遊べるトレーディングカードゲーム「モンスターストライク カードゲーム」が、7月13日に発売する第2弾「遙かなる理想郷」の出荷分で500万枚を突破したと発表しており、これを好感した買いが入っている。「モンスターストライク カードゲーム」は、スマートフォンアプリのひっぱりハンティングRPG「モンスターストライク」の世界観を踏襲した最大4人で遊べる新感覚トレーディングカードゲーム。今回、第2弾の発売を記念して初のテレビCMの放送と、全国のイオン45店舗で体験会を実施するとしている。

■東京エレクトロン <8035>  18,700円  +235 円 (+1.3%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>が3日ぶり反発。前週5日に1万7520円の年初来安値をつけたが、米国株市場では半導体関連株が総じて戻り足となっており、相対的な出遅れ感から同社株などの下値に買いが入り始めた。前日の米国株市場ではインテルが2.2%高となったほか、アプライドマテリアルズ、ザイリンクス、エヌビディアなど半導体関連が軒並み上昇した。動画配信やIoTの普及でデータセンターへの投資需要が高水準となっており、これが半導体メモリー需要を強く喚起している。引き合い旺盛な3次元NAND型フラッシュメモリーでは、東エレクが手掛ける深掘りの利くエッチング装置に商品競争力が高く、見直し買いの対象となる。

■三菱UFJ <8306>  638円  +4 円 (+0.6%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>といったメガバンクが高い。銀行株は、超低金利政策による業績の伸び悩み懸念と足もとの米長期金利がやや低下傾向にあったことから、株価は軟調な展開となり出遅れ感が指摘されている。そんななか、今晩は米ニューヨーク市場でJPモルガン・チェースやシティグループなど大手金融機関の決算が発表される予定だ。米大手金融機関の決算は好調なものになるとの予想が出ており、株価が上昇した場合、日本の銀行株への連動高も期待されている。

■トヨタ自動車 <7203>  7,252円  +18 円 (+0.3%)  11:30現在
  トヨタ自動車<7203>が続伸、7200円近辺のもみ合いを上に放れつつある。前日の米国株市場ではNYダウなど主要指数が総じて上昇したことで海外投資家のリスク許容度が高まっているほか、外国為替市場で1ドル=112円台後半まで一段と円安が進んでおり、これが輸出セクターには追い風となっている。特に為替感応度の高い同社株にはポジティブ要因として意識される。通期想定為替レートは1ドル=105円で実勢とのカイ離は業績増額への思惑につながる。

■古野電気 <6814>  964円  +150 円 (+18.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 古野電気 <6814> が買い気配でスタート。12日大引け後に発表した19年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益が前年同期比8.8倍の22億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。生産性の向上が進み採算が上向いたうえ、為替レートが想定より円安水準で推移したことも大幅増益の要因となった。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の20億円→40億円に2.0倍上方修正。増益率が7.7%増→2.2倍に拡大する見通しとなった。なお、第2四半期以降の想定為替レートは1ドル=105円、1ユーロ=130円を据え置いた。

●ストップ高銘柄
 ビーマップ <4316>  1,059円  +150 円 (+16.5%) ストップ高   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 IDOM <7599>  506円  -100 円 (-16.5%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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