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2018年07月12日15時15分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):スター精、ポールHD、ベル24HD

スター精 <日足> 「株探」多機能チャートより
■スター精密 <7718>  1,992円  +239 円 (+13.6%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 スター精密 <7718> が急騰。11日大引け後に発表した18年12月期(10ヵ月決算)第1四半期(3-5月)の連結経常利益が前年同期比3.5倍の40.6億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。主力の工作機械事業が収益を牽引した。欧州や中国で自動車関連など向け自動旋盤の販売が大きく伸びた。第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の70億円→81億円に15.7%上方修正。前日終値ベースの予想PERが10.0倍→9.0倍に低下し、割安感がさらに強まったことも支援材料となった。併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の1.63%にあたる60万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことも好感された。なお、取得した株式は9月28日付ですべて消却する。

■ポールHD <3657>  2,612円  +243 円 (+10.3%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>が急伸、上場来高値を更新した。ソフトの不具合を検査するデバッグ・検証事業を手掛けるが、モバイル向けで高水準の需要を取り込み足もとの業績好調、19年1月期営業利益は前期比16%増の26億1200万円と2ケタ成長を見込む。ファンド系資金の投資対象としても注目され、直近、7月12日付でアセットマネジメントOneとみずほ証券との合計で同社株を14.16%保有していることが判明、これが物色人気を後押ししている。

■リオン <6823>  2,496円  +231 円 (+10.2%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 リオン<6823>が急伸。東海東京調査センターが11日付で、投資判断を新規「アウトパフォーム」、目標株価3250円でカバレッジを開始したことが好材料視されたようだ。同社は、創業ビジネスの補聴器が国内トップシェアのほか、半導体製造向けなどの液中微粒子計測器なども展開。同センターでは、特に30ナノメートル(ナノメートルは10億分の1メートル)微粒子対応の「KS-19F」が業績拡大の牽引役に成長している点を評価しており、「KS-19F」が期初からの生産能力を5割増強していることなどを要因として、19年3月期の営業利益を会社予想の5.0%増益に対して、11.6%増益と予想している。

■ベル24HD <6183>  1,962円  +176 円 (+9.9%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 ベルシステム24ホールディングス <6183> が急伸。11日大引け後に発表した19年2月期第1四半期(3-5月)の連結税引き前利益が前年同期比37.2%増の26.2億円に拡大して着地したことが買い材料視された。アウトソーシング需要が高まるなか、伊藤忠商事との協業強化による案件増加や、前期に子会社化したCTCファーストコンタクトの業績上積みなどで、コールセンターを中心とするCRM事業の収益が拡大したことが寄与。サービス価格の適正化や生産性向上も大幅増益に貢献した。

■サカタのタネ <1377>  4,445円  +350 円 (+8.6%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 サカタのタネ<1377>が大幅高、年初来高値を更新した。同社が11日取引終了後に発表した19年5月期の連結業績予想は、売上高が662億円(前期比6.1%増)、営業利益は73億円(同3.4%減)、最終利益は61億円(同5.8%増)を見込んでいる。営業利益は小幅減益見通しも最終利益は6%増益を見込んでおり、買い安心感を誘った。18年5月期は期末配当を従来計画から5円上乗せし20円としており、年間30円配と前期実績比2円の増配となったことも買い材料となっている。信用取組は売り長で信用倍率は0.28倍と需給面で上値が軽い。

■カナミックネットワーク <3939>  1,959円  +137 円 (+7.5%)  本日終値
 11日、東証がカナミックネットワーク <3939> [東証M]を18日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料視された。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■ヨシックス <3221>  3,200円  +200 円 (+6.7%)  本日終値
 ヨシックス<3221>は大幅高で3日ぶりに反発。11日の取引終了後に発表した6月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比1.3%増となり、3カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。同社は、すし居酒屋「や台ずし」などを展開している。なお、6月の全店売上高は同19.6%増で、19年3月期業績予想の18%増収予想を上回ったことも好評価されたようだ。

■マネーフォワード <3994>  5,580円  +290 円 (+5.5%)  本日終値
 マネーフォワード<3994>が大幅反発。11日の取引終了後、法人向け融資事業を開始すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。同社では17年1月から、ビジネス向けクラウドサービス「MFクラウドシリーズ」ユーザー向けに、資金調達サービス「MFクラウドファイナンス」を提供している。今回、従来の融資審査モデルよりも多様なデータを活用することで、さらに多くの「MFクラウドシリーズ」ユーザーに対する融資機会の創出、迅速で手間や時間がかからない融資手続きの実現に向け、「AI融資審査モデル」の開発を決定。この「AI融資審査モデル」を活用することで19年春ごろから新たに設立する子会社マネーフォワードファインを通じてオンライン融資サービスを試験的に提供するとしている。

■SHIFT <3697>  5,180円  +265 円 (+5.4%)  本日終値
 SHIFT<3697>が大幅反発。11日の取引終了後、世界的なRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)世界大手の米オートメーション・エニウェア(カリフォルニア州)とパートナーシップ契約を締結したと発表しており、これが好材料視された。今回の契約締結によりSHIFTは、オートメーション社のRPA製品を導入する企業に対して、品質保証の観点から円滑な導入・運用を実現する支援サービスの提供を開始するという。これにより、今後の業績への貢献を期待した買いが入ったようだ。

■ローツェ <6323>  2,210円  +107 円 (+5.1%)  本日終値
 ローツェ<6323>が大幅高で5連騰、25日移動平均線を上回るなど戻り足を強めている。半導体メモリー投資はスマートフォン向け需要の停滞はあるものの、動画配信などでデータ通信量が増大しており、データセンター増設の動きが需要を牽引している。特に3次元NAND型フラッシュメモリーの生産拡大に向けた設備投資需要が同社には強い追い風となっている。同社の戦略商品である「N2パージ対応ウエハストッカ」などの販売が高水準で業績を牽引、19年2月期第1四半期(3~5月)連結営業利益は前期比35%増の13億1400万円と高水準の伸びを示しており、法人筋とみられる買いを交え上値追いが鮮明となっている。

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