【市況】NY株式:NYダウは99.74ドル高、雇用統計を好感
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
6日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は99.74ドル高の24456.48、ナスダックは101.96ポイント高の7688.39で取引を終了した。6月雇用統計で非農業雇用者数が前月比21万3千人増と予想を大幅に上振れ、買いが先行。アルツハイマー治療薬に対する良好な治験結果を受けて医薬品・バイオセクターに買いが広がったほか、米中貿易摩擦に関する材料出尽くし感もあり、堅調推移となった。セクター別では全面高となり、医薬品・バイオテクノロジーやソフトウェア・サービスの上昇が目立った。
医薬品のバイオジェン(BIIB)は、日本の同業エーザイと開発中のアルツハイマー治療薬で良好な治験結果が得られたことを明らかにし、急騰。モバイル決済のスクエア(SQ)は、米連邦預金保険公社(FDIC)への融資銀行ライセンスの申請を撤回し、上昇。中国電子商取引のアリババ・グループ(BABA)は、一部アナリストが業績見通しに強気な見通しを示し、堅調推移。大手行のJPモルガン(JPM)は、ドイツ銀行株の取得に関心を示していると報じられ、買われたが、後に同報道を否定している。
ハセット米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長は、米国による鉄鋼・アルミニウム関税への懸念は雇用統計で示されなかったと主張した。
Horiko Capital Management LLC
《SK》
提供:フィスコ