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【市況】22日の中国本土市場概況:ハンセン0.5%高で反発、ハイテク関連に買い戻し

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

22日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比13.95ポイント(0.49%)高の2889.76ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、14.54ポイント(0.48%)高の3026.62ポイントで取引を終えている。


企業業績の好調が支え。中国財政部は22日、国有企業・国有持株会社(金融関連は含まず)の2018年1~5月利益総額が前年同期比20.9%増の1兆2901億3000万人民元(約21兆8190億円)に達したと発表した。伸び率は1~4月の18.4%から2.5ポイント加速している。また、上海総合指数は直近で約2年ぶり安値水準に落ち込んでいただけに、値ごろ感も着目された。ただ、上値は限定的。米国による対中関税の発動を7月6日に控え、投資家の不安はくすぶっている。指数はマイナス圏で推移する場面もみられた。


業種別では、前日に急落したITハイテク関連がしっかり。電子部品メーカーの環旭電子(601231/SH)が1.6%高、インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)が1.3%高で引けた。成長期待の大きいバイオ医薬関連も上げが目立っている。インフラ関連株、証券株なども上昇した。


半面、銀行・保険株はさえない。中国人寿保険(601628/SH)が1.3%安、上海浦東発展銀行(600000/SH)が0.7%安と下落した。石油株、自動車株なども売られている。


一方、外貨建てB株の相場は値上がり。上海B株指数が3.89ポイント(1.36%)高の289.63ポイント、深センB株指数が4.51ポイント(0.43%)高の1064.50ポイントで終了した。


【亜州IR】

《FA》

 提供:フィスコ

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