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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ソルクシーズ、エムビーエス、佐鳥電機

ソルクシーズ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ソルクシーズ <4284>  1,463円  +143 円 (+10.8%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 ソルクシーズ<4284>が急騰。21日に「エクスモーション」が東証マザーズへの株式上場(IPO)の承認を受けたことから、同社の筆頭株主であるソルクシーズの保有株の含み益拡大を期待した買いが集まった。エクスモーションはシステムおよびソフトウェアに対するテクニカルコンサルティング、エデュケーションサービスを行っており、7月26日に新規上場する。目論見書によると、ソルクシーズはエクスモーションの90万株(持ち株比率71.2%)を保有する第1位の株主となっている。

■エムビーエス <1401>  1,684円  +142 円 (+9.2%)  本日終値
 エムビーエス <1401> [東証M]が3連騰し、上場来高値を更新した。同社は外壁リフォーム会社で外壁のはく落を防止する防災コーティングを手掛けおり、大阪北部地震の発生を受けて防災関連として注目を集めている。また、業績面も好調で18年5月期の経常利益は3億1800万円と5期連続で過去最高益を更新する見通しである。第3四半期累計(17年6月-18年2月)時点の同利益は2億5400万円と通期計画に対する進捗率が79.9%に達しており、業績上方修正への期待も高まっている。

■佐鳥電機 <7420>  1,092円  +91 円 (+9.1%)  本日終値
 佐鳥電機<7420>が全体悪地合いに逆行し急伸。同社は21日取引終了後、パナソニック<6752>と資本・業務提携することを発表、これがポジティブサプライズとなり投資資金が集中する格好となった。同社はパナソニックグループの半導体調達業務を行うほか、資本面では子会社佐鳥SPテクノロジの株式の15%をパナソニックに譲渡する。佐鳥電機はNEC製品比率の高い半導体商社だが、今回のパナソニックとの提携に伴い、業容拡大に対する期待が急速に高まった。

■VIX短先物 <1552>  11,790円  +600 円 (+5.4%)  本日終値
 国際のETF VIX短期先物指数<1552>は大幅続伸。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時に上昇する特性を持つ。21日のNYダウは前日に比べ196ドル安と8日続落。依然、米中貿易摩擦の激化が懸念されており、これに伴い米VIX指数は同1.85(14.5%)ポイント高の14.64に急上昇した。こうしたなか、国際VIX短期先物も連動高した。

■アクロディア <3823>  334円  +15 円 (+4.7%)  本日終値
 アクロディア<3823>が6日ぶりに反発。同社は21日、韓国のスポーツ用品メーカーであるスカイライン・スポーツ協業し、同国で11月からIoT野球ボール「i・Ball Technical Pitch」の販売を開始すると発表。これが材料視されたようだ。スカイライン社は、米国と日本で野球ボールを提供するスポーツ用品メーカーで、韓国野球委員会(KBO)のオフィシャルボールとして韓国でのほとんどのシェアを占めている企業。今回の協業で「i・Ball Technical Pitch」は、KBOオフィシャルボールと同じ工場・工程で製造され「Skyline i・Ball」として売り出される。なお、「Skyline i・Ball」は、硬式野球ボールの中心部に9軸センサーを内蔵したIoT製品で、球速や回転数、回転軸、球種、変化量、腕の振りの強さを計測し、専用サーバーで投球データの解析をすることができる。

■アイル <3854>  2,280円  +83 円 (+3.8%)  本日終値
 21日、東証がアイル <3854> [JQG]を28日付で東証2部に市場変更すると発表したことが買い材料視された。発表を受け、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■博展 <2173>  1,082円  +30 円 (+2.9%)  本日終値
 博展<2173>、FRONTEO<2158>、メンバーズ<2130>がともに3日続伸するなど全体下げ相場の中で強い動きを続けた。ネット経由のコミュニケーションツール「チャット」に人工知能(AI)を活用する動きが相次いでいる。アニコム ホールディングス<8715>は今月12日に保険業界初のチャットボットを活用した保険加入サービスを開始したことを発表、このほか野村総合研究所<4307>がAIによる「仮想秘書」サービスを今秋にも導入する方向にあることなども伝わっている。これを受け、グループ会社のアイアクトがチャットボットを手掛ける博展をはじめ、同分野に展開するFRONTEOやメンバーズなどAI関連の一角が買われる展開となった。LINE<3938>などにも買いが集まったほか、ボット機能を活用したマーケティング支援サービスを強化するホットリンク<3680>も頑強な動きをみせた。

■PR TIMES <3922>  2,879円  +77 円 (+2.8%)  本日終値
 PR TIMES<3922>が高い。前引け後に、仮想通貨に関する事業を企画・運営するコインティア(東京都渋谷区)へ出資するとともに、6月22日から、コインティアが運営する仮想通貨の投資情報サイト「仮想通貨部かそ部」に、「PR TIMES」の仮想通貨に関するプレスリリースを掲載を開始したと発表しており、これを好感した買いが入った。なお、今回の連携により、「PR TIMES」パートナーメディアの総計は113メディアとなった。

■ニーズウェル <3992>  1,536円  +40 円 (+2.7%)  本日終値
 21日、東証がニーズウェル <3992> [JQ]を28日付で東証2部に市場変更すると発表したことが買い材料視された。発表を受け、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■インフォテリア <3853>  1,045円  +10 円 (+1.0%)  本日終値
 インフォテリア<3853>は続伸。21日の取引終了後、ブロックチェーン技術とモバイル機器を活用した文書改ざん検知ソリューションを開発し、7月2日に提供を開始すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。同ソリューションは、文書登録時にその真正性を示すデータ(ハッシュ値)をブロックチェーンに記録し、QRコードを使用してスマートフォンなどで簡単に改ざんを検知できるのが特徴。ブロックチェーン業務適用コンサルティングのメニューとして提供する予定で、議事録、契約書、公文書などあらゆる文書の改ざんの有無を手軽に確認できることから、民間企業や官公庁、地方自治体などへ提案を行うとしている。

●ストップ高銘柄
 佐藤商事 <8065>  1,519円  +300 円 (+24.6%) ストップ高   本日終値
 エキサイト <3754>  1,024円  +150 円 (+17.2%) ストップ高   本日終値
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 SIG <4386>  4,120円  -700 円 (-14.5%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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