市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:じげん、マネックス、昭電工

マネックスG <日足> 「株探」多機能チャートより
■エフティグループ <2763>  1,337円  +117 円 (+9.6%)  11:30現在
 20日、エフティグループ <2763> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の1.74%にあたる58万株(金額で8億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は6月22日から9月30日まで。

■じげん <3679>  855円  +54 円 (+6.7%)  11:30現在
 20日、東証がじげん <3679> [東証M]を27日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料視された。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■図研 <6947>  1,862円  +75 円 (+4.2%)  11:30現在
 図研<6947>は上値指向鮮明。18年3月期の決算発表を受け5月8日にマドを開けて買われた後、1700円~1800円のゾーンでボックス圏推移にあったが、目先その上限をブレークしてきた。プリント基板用CAD/CAMで国内トップシェアを誇り、IoT関連のシステム開発需要増加で受注環境は絶好調、19年3月期は本業のもうけを示す営業利益が前期比24%増の25億円を計画するなど高成長が続く。信用取組も売り残、買い残ともに枯れた状態で需給関係も良好。

■マネックスグループ <8698>  652円  +26 円 (+4.2%)  11:30現在
 マネックスグループ<8698>は大商いで3日続伸、徐々に需給相場の兆しを帯びてきた。仮想通貨交換業者の「コインチェック」を買収し、仮想通貨分野に積極参入したことが注目されている。直近、業界団体「日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)」が取引や内部管理の透明性向上などを目的に自主規制ルール案をまとめている。また、金融庁が改正資金決済法に基づく業務改善命令を相次いで発令するなかで、財務基盤の強い業者を除き淘汰が進むとの思惑が、同社にとって逆に追い風となっている。

■昭和電工 <4004>  4,675円  +175 円 (+3.9%)  11:30現在
 昭和電工 <4004> が6日ぶりに反発、大幅高に買われている。日本経済新聞が21日付で「中国の環境規制がもたらす特需が素材業界で生まれている。石炭離れで大気汚染を改善させたい当局の規制で、製鉄用部材やプラスチックの価格が急騰。関連する日本メーカーの業績が伸びている」と報じたことが刺激材料となったようだ。記事で紹介された同社、東海カーボン <5301> のほか、日本カーボン <5302> 、SECカーボン <5304> [東証2]といった黒鉛電極メーカーが軒並み高に買われている。黒鉛電極の需要増加と価格上昇を追い風に、いずれも今期経常利益は大幅増益で過去最高益を見込んでいる。

■フィックスターズ <3687>  1,620円  +49 円 (+3.1%)  11:30現在
 フィックスターズ<3687>が続伸、25日移動平均線との下方カイ離を解消し戻り足を強めている。金融機関や半導体メーカー向けなどを中心に顧客のシステムを高速化させるソフトを開発しており、業績は好調。18年9月期は営業利益段階で前期比2割増の10億円を見込む。また、世界初の量子コンピューター商用化に成功したカナダのDウェーブ社と提携していることで、同分野での成長期待が大きい。富士通<6702>のデジタルアニーラに続き、量子コンピューターに匹敵する日立製作所<6501>のCMOS半導体コンピューターも始動するなど、日本でも着実に量子コンピューター飛躍の舞台は整ってきており、同社株への見直し買いが想定される場面にある。

■ソースネクスト <4344>  814円  +16 円 (+2.0%)  11:30現在
 ソースネクスト<4344>が寄り付き大口の買いを集め、4日ぶり反発。25日移動平均線を足場に弾みつく展開。高評価が定着している「ZEROウイルスセキュリティ」を販売するほか、通訳機「ポケトーク」が増勢の続く訪日外国人の接客ツールと注目されている。政府は2020年の東京五輪までに人工知能(AI)を使った高精度の同時通訳システムの実用化を計画しており、同社はその国策に乗る銘柄としてマークされる。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,130.5円  +13.5 円 (+1.2%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>は4日ぶりに反発。20日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近7月物が前日比1.15ドル高の1バレル66.22ドルと上昇した。米エネルギー情報局(EIA)が発表した石油在庫統計で原油在庫が減少したことから、需給改善期待が強まった。また、22日の石油輸出国機構(OPEC)総会が間近に迫ってきた。同総会ではサウジアラビアは協調減産の緩和の姿勢を示すとみられているが反対の声も出ており、OPEC内での意見がまとまるかどうかが関心を集めている。

■アドベンチャー <6030>  26,190円  +300 円 (+1.2%)  11:30現在
 アドベンチャー <6030> [東証M]が続伸。同社は航空券予約販売サイト「skyticket」の運営を手掛ける。20日大引け後、5月の連結取扱高が前年同月比2.2倍の93億円と過去最高を記録したと発表しており、これを好材料視する買いが向かった。昨年4月にコスミック流通産業、コスミックGCシステム、wundouの3社を連結化したことが全体の取扱高を押し上げた。なお、単体の取扱高は前年同月比68%増の71.4億円だった。

■コマツ <6301>  3,193円  +34 円 (+1.1%)  11:30現在
 コマツ<6301>、日立建機<6305>など建機株や安川電機<6506>、ファナック<6954>などFA関連株が堅調。ここ米中貿易摩擦懸念が高まるなか、そのあおりを受け中国向け輸出比率の高い銘柄に売りが目立つ地合いだったが、きょうは空売りの買い戻しや値ごろ感からの押し目買いが優勢。外国為替市場で1ドル=110円台前半と円安傾向に振れていることも追い風となっている。ただ、上値では戻り売りが厚く上げ幅は限定的。

■任天堂 <7974>  36,480円  -170 円 (-0.5%)  11:30現在
 任天堂<7974>は反落。全体相場への不透明感が強まるなか、同社株は売りが先行する展開となっている。ただ、同社株の見通しには強気評価が出ている。東海東京調査センターは20日、同社株のレーティングの「アウトパフォーム」を継続するとともに、目標株価を従来の5万6000円から7万3000円に引き上げた。昨年3月に発売された「ニンテンドースイッチ」の販売が想定以上に好調なことから、業績予想を上方修正した。具体的には、19年3月期の連結営業利益を従来予想の2475億円から3193億円(会社予想2250億円)に見直している。また、同調査センターでは「ポケットモンスター」の完全新作が19年後半に発売となると発表されたことに注目。同タイトルの発売により若年層に同ハードが普及し、同社が目指す「一家に複数台所有」が進むとみている。

■エキサイト <3754>  874円  +150 円 (+20.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ポータルサイト運営のエキサイト <3754> [JQ]がストップ高買い気配。20日、子会社エキサイトワンを通じて新世代FXフォロートレード「macaso(マカソ)」の提供を開始し、フィンテック事業に参入すると発表しており、これを好感する買いが殺到している。「マカソ」は世界中の3万人の中から厳選されたトレーダー「マカソムリエ」を選んでフォローすることで、その「マカソムリエ」の投資判断に基づいたトレードが自動的に行われるフィンテックサービス。昨年9月にFXフォロートレード世界大手「ZuluTrade」の国内唯一の公式パートナーであるアリーナ・エフエックス(現 エキサイトワン)を買収し、マカソを開発した。同社はフィンテック事業をグループの中核事業の一つとして育成していく構えだ。

■AMBITION <3300>  1,927円  +112 円 (+6.2%)  11:30現在
 AMBITION <3300> [東証M] が急伸。20日大引け後、18年6月期の期末一括配当を従来計画の5円→16.5円(前期は1→2の株式分割前で10円)に大幅増額修正したことが買い材料視された。5月28日に発表した業績上方修正を踏まえ、株主への利益還元を増やす。今期最終利益は前期比3.7倍の5.4億円と2期連続で過去最高益を更新する見通しだ。主力のブリース管理物件戸数の増加が続いているうえ、昨年10月に買収したヴェリタス・インベストメントで投資用マンションの販売が好調に推移している。

■博展 <2173>  1,098円  +54 円 (+5.2%)  11:30現在
 博展<2173>が続急伸、前日を境に大きく切り返してきた。イベントでの展示や販促支援事業などを展開し、人工知能(AI)ソリューション分野にも経営資源を注いでいる。20日取引終了後、グループ会社であるアイアクトのAIチャットボット「Cogmo Attend(コグモ・アテンド)」がチューリッヒ生命のお客様サポートに採用されたことを発表、これを材料視する買いが上げ足を助長している。

●ストップ高銘柄
 ALBERT <3906>  7,880円  +1,000 円 (+14.5%) ストップ高   11:30現在
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均