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【市況】19日の株式相場見通し=米中貿易摩擦への懸念で方向感に乏しい推移、メルカリの新規上場に強い関心

マザーズ指数 <日足> 「株探」多機能チャートより
 19日の東京株式は、東証マザーズ市場に新規上場するメルカリ<4385>に市場の話題が集中することになりそうだ。抜群の知名度の高さを背景に、国内の個人投資家、機関投資家はもとより、海外投資家からも強い関心を集めている。一方、全体相場は米中貿易摩擦への懸念が継続することが予想されるため、方向感に乏しい推移となりそうだ。19日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=110円50銭台での推移となっている。

 18日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比103.01ドル安の2万4987.47ドルと5日続落した。米中貿易摩擦が懸念され軟調展開が続いた。エネルギー関連株は堅調な一方、通信やヘルスケア、資本財セクターが値を下げた。キャタピラーやボーイングが安く、コカ・コーラやマクドナルドも値を下げた。シスコシステムズやアプライド・マテリアルズも安い。半面、エクソン・モービルやシェブロンなど石油株は堅調。アマゾン・ドット・コムやアルファベット(グーグル)も値を上げた。ナスダック総合株価指数は、前週末比0.647ポイント高の7747.025と反発した。

 日程面では、CtoCマーケットプレイス「メルカリ」その他のマーケットプレイス関連事業の開発・運営などを手掛けるメルカリが東証マザーズ市場に新規上場する。

 このほかに、6月の月例経済報告、サッカーW杯ロシア大会1次リーグ・日本対コロンビアに注目。米5月の住宅着工・完工件数、ドラギ総裁のECBフォーラムでの講演が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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