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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:フリービット、丹青社、エイチーム

フリービット <日足> 「株探」多機能チャートより
■フリービット <3843>  1,370円  +248 円 (+22.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 フリービット <3843> が急騰。8日大引け後に発表した18年4月期の連結経常利益は前の期比76.7%増の14.2億円で着地。続く19年4月期も前期比64.8%増の23.5億円に拡大し、10期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期はインターネット市場の拡大を背景に、広告配信最適化システムを展開するアドテクノロジー事業の成長が継続する。また、前期下期から業績が大きく改善しているヘルスケア事業と、モバイル事業の黒字転換を見込む。

■ポールHD <3657>  2,328円  +243 円 (+11.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>が大幅続伸。同社が8日取引終了後に発表した19年1月期の第1四半期(2~4月)連結決算は、売上高が54億9800万円(前年同期比10.3%増)と2ケタ増収を達成し、営業利益も5億4400万円(同9.0%増)と2ケタ近い増益だった。ソフトの不具合検査を行うデバッグ事業を主力とするがスマートフォン向けゲームなどで需要は増勢にある。また、スマートフォンアプリ開発のトライフォートと資本・業務提携、人工知能(AI)を利用した自動QAサービスの開発などで連携することを発表、これも株価を刺激している。

■丹青社 <9743>  1,513円  +112 円 (+8.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 丹青社 <9743> が急伸。8日大引け後に発表した19年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益が前年同期比53.7%増の25億円に拡大して着地したことが買い材料視された。良好な市況を背景に、空港関連施設、ホテル、オフィス、テーマパークなどの新改装案件が伸びたうえ、文化施設の大型案件も増加し、12.6%の大幅増収を達成したことが寄与。上期計画の28.1億円に対する進捗率は89.3%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■エイチーム <3662>  2,566円  +140 円 (+5.8%)  11:30現在
 エイチーム <3662> が大幅高。8日大引け後に発表した18年7月期第3四半期累計(17年8月-18年4月)の連結経常利益が前年同期比37.1%増の38.5億円に拡大して着地したことが買い材料視された。引っ越し料金の高騰を背景に、引っ越し比較・予約サイトの利用件数が増加し、手数料収入が伸びたことが寄与。ゲーム部門とブライダル部門の広告宣伝費が減少したことも大幅増益に貢献した。通期計画の47億円に対する進捗率は82.0%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■イトクロ <6049>  6,470円  +290 円 (+4.7%)  11:30現在
 教育関連などのポータルサイトを運営するイトクロ<6049>が高い。同社は8日取引終了後に、18年10月期第2四半期累計(17年11月~18年4月)の単独決算を発表。営業利益は11億1100万円(前年同期比6.8%増)となり、通期計画19億円に対する進捗率は58.5%となった。売上高は22億4600万円(同11.0%増)で着地。「塾ナビ」や「みんなの学校情報」、「家庭教師比較ネット」、「医学部受験マニュアル」など主要ポータルサイトの売り上げが堅調に推移したことが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■ソフトウェア・サービス <3733>  7,260円  +260 円 (+3.7%)  11:30現在
 ソフトウェア・サービス<3733>は3日ぶりに反発している。8日取引終了後に発表した第2四半期累計(17年11月~18年4月)単独決算が、売上高87億4000万円(前年同期比18.9%増)、営業利益19億2700万円(同59.1%増)、純利益13億4000万円(同59.6%増)と大幅営業増益となったことが好感されている。電子カルテ市場における競争は激化しているものの、期初の受注残高が前年同期比5割増の40億円強あったことが寄与。また、新規の受注だけでなく既存顧客サポートへの強化を図ることで、上期受注高は同9.9%増と順調に推移した。なお、18年10月期通期業績予想は、売上高200億円(前期比36.8%増)、営業利益39億6000万円(同52.0%増)、純利益27億6800万円(同46.8%増)の従来見通しを据え置いている。

■ALサービス <3085>  2,525円  +71 円 (+2.9%)  11:30現在
 アークランドサービスホールディングス<3085>は3日続伸となっている。前週末8日の取引終了後、従来は中間・期末各8円の年16円を予定していた18年12月期の配当予想について、中間・期末各10円の年20円にすると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。通期業績予想および財務状況などを総合的に勘案したという。なお、前期実績に対しては、年間で実質4円の増配になる見通しだ。

■八十二銀行 <8359>  524円  +13 円 (+2.5%)  11:30現在
 八十二銀行<8359>が3日続伸。8日取引終了後に自社株買いを発表しており、これを好感した買いが入っている。今回の自社株買いでは、上限を600万株(発行済み株数の1.19%)、または30億円としており、取得期間は6月11日から8月31日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行および株主への利益還元を図るためとしている。

■ユナイテッド <2497>  4,285円  +105 円 (+2.5%)  11:30現在
 ユナイテッド<2497>は続伸。今月19日に予定されているフリマアプリ最大手、メルカリ<4385>のIPOの公開価格決定がきょう決定し、取引終了後に発表される。仮条件は2700~3000円と当初の想定仮条件(2200~2700円)から引き上げられて提示された。発行価格が上限で決まった場合、上場時時価総額は4000億円強となる。ユナイテッドは、メルカリの1500万株(議決権べースで12.8%)を保有する大株主。上場時には450万株の売り出しを実施する予定だが、売却後もメルカリの1050万(同7.7%)の株式を保有する見込みだ。

■福井銀行 <8362>  2,459円  +56 円 (+2.3%)  11:30現在
 福井銀行 <8362> が3日続伸。8日大引け後、株主優待制度を新設すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いが向かった。毎年3月末時点で300株以上を保有する株主を対象に、保有株数1000株未満で3000円相当の福井県特産品、保有株数1000株以上で5000円相当の福井県特産品を贈呈する。なお、初回の対象は18年9月末時点で300株以上を保有する株主となる。

■鳥貴族 <3193>  2,800円  +41 円 (+1.5%)  11:30現在
 鳥貴族<3193>は3日ぶりに反発している。前週末8日の取引終了後に発表した第3四半期累計(17年8月~18年4月)単独決算が、売上高252億900万円(前年同期比18.0%増)、営業利益14億7300万円(同49.6%増)、純利益9億1100万円(同37.8%増)と5割近い営業増益となったことが好感されている。関東地方における記録的な長雨や昨年10月に2週続けて週末に台風が上陸したこと、さらに今年1月の関東地方の豪雪や価格改定などの影響を受けて、既存店売上高は前年同期比1.6%減となった。ただ、直営店52店舗を含め62店舗の新規出店を行ったことが牽引役となり、大幅な増収増益となった。なお、18年7月期業績予想は、売上高369億3900万円(前期比25.9%増)、営業利益23億6300万円(同62.2%増)、純利益13億3900万円(同38.4%増)の従来見通しを据え置いている。

■カナモト <9678>  3,840円  +55 円 (+1.5%)  11:30現在
 カナモト<9678>が続伸し年初来高値を更新している。前週末8日の取引終了後、第2四半期累計(17年11月~18年4月)連結決算を発表しており、売上高853億4900万円(前年同期比7.8%増)、営業利益109億9400万円(同10.0%増)、純利益67億3500万円(同4.1%増)となり、従来予想の営業利益92億4000万円を上回り、一転増益で着地したことが好感されている。公共投資の下支えに加えて、企業の堅調な設備投資や首都圏を中心とした再開発事業、東京五輪関連工事などを中心に建設需要が増加するなか、首都圏や西日本エリアの空白地域を中心に拠点展開を進める一方、トンネル関連工事向けの機械の充実を図るなどしたことが奏功した。また、計画的に進めている中古建機販売も順調に推移し、業績向上に寄与した。なお、18年10月期通期業績予想は、売上高1618億7000万円(前期比2.2%増)、営業利益173億3000万円(同4.0%増)、純利益109億円(同1.4%増)の従来見通しを据え置いている。

■キーエンス <6861>  66,780円  +10 円 (+0.0%)  11:30現在
 キーエンス<6861>が一時1000円を超える上昇をみせたほか、ファナック<6954>などもしっかりした動きをみせている。きょう寄り前に発表された4月の機械受注が市場コンセンサスの前月比2.5%増を大幅に上回る10.1%増と2ケタ伸長をみせたことが株価の刺激材料となっている。企業のFA投資需要は旺盛であり、好調な収益環境を好感する買いが優勢。もっとも、外国為替市場では1ドル=109円台前半の推移とやや円高傾向にあり、他の機械株や建設株などへの物色の広がりは限定的となっている。

■積水ハウス <1928>  1,876.5円  -128.5 円 (-6.4%)  11:30現在  東証1部 下落率4位
 積水ハウス<1928>は大幅続落。8日取引終了後発表した19年1月期第1四半期(2~4月)連結業績が、売上高4599億4700万円(前年同期比4.4%増)、営業利益311億3000万円(同7.2%減)、純利益223億6900万円(同12.9%減)で営業減益となったことが嫌気されている。管理室数の増加に加え高水準の入居率を維持した不動産フィー事業や、物件売却が順調に進んだマンション事業などの売り上げが伸長し増収となった。ただ、受注減少の影響を受けた戸建住宅事業と賃貸住宅事業が減益となり全体の利益を押し下げた。なお、通期業績予想は売上高2兆1850億円(前期比1.2%増)、営業利益2000億円(同2.3%増)、純利益1360億円(同2.1%増)の従来見通しを据え置いた。

■バルクホールディングス <2467>  1,074円  +150 円 (+16.2%) ストップ高   11:30現在
 バルクホールディングス<2467>がストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社は8日、ビーオービー(東京都千代田区)とサイバーキュリティー分野で業務提携したと発表。これが材料視されているようだ。ビーオービーは、人工知能(AI)を活用したサイバー攻撃からの防御、内部情報漏洩を自動的に防ぐ仕組み、高い匿名性と防御力を持った独自のブロックチェーンといった3つの技術を包括的に組み合わせ、企業や公共機関に高度なセキュリティーソリューション「ジュピターセキュリティ」を提供するため、プロジェクトを立ち上げ、各界の有識者と共同で推進している企業。両社は、サイバーセキュリティー分野でのサービス提供や製品開発・販売で協業するほか、経営資源の相互活用による新規事業などを行うとしている。

●ストップ高銘柄
 ビート <9399>  663円  +100 円 (+17.8%) ストップ高   11:30現在
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 メディアシーク <4824>  732円  -150 円 (-17.0%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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