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【市況】29日の香港市場概況:ハンセン1.0%安で反落、金融セクターに売り

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

29日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比307.68ポイント(1.00%)安の30484.58ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が156.09ポイント(1.29%)安の11959.08ポイントとそろって反落した。売買代金は875億5400万香港ドルとやや低水準が続いている(28日の売買代金は843億8500万香港ドル)。

新規の買い材料に乏しく売りが先行する流れ。今週31日に公表される5月の中国製造業PMIや、近く再開される米中通商協議の成り行きが気がかり材料として意識された。本土マネーの流出も不安視。米国市場に上場する中国企業の「本国回帰上場」が相次ぎ計画されるなか、「本土投資家がCDR(中国預託証券)の投資に備え、資金を香港から還流させている」との観測が伝えられた。欧州動向の不透明感も強まる。イタリアの政局混迷が嫌気され、同国の国債が急落(約4年ぶりの水準)。取引時間中に始まった欧州市場の主要株価指数が急落するなか、香港の各指数は引けにかけて下げ幅を広げた。

ハンセン指数の構成銘柄では、不動産デベロッパー中国大手の碧桂園HD(2007/HK)が2.8%安、通信キャリア大手の中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)が2.7%安、生命保険アジア大手のAIAグループ(1299/HK)が2.1%安と下げが目立った。

中国金融セクターも軒並み安。中国郵政貯蓄銀行(1658/HK)が3.3%、中国農業銀行(1288/HK)が2.4%、新華人寿保険(1336/HK)が1.9%、中信証券(6030/HK)が1.8%ずつ値を下げた。

このところ物色が続いた医薬関連セクターも売られる。中国生物製薬(1177/HK)が5.9%安、石薬集団(1093/HK)が5.0%安、四環医薬HD集団(460/HK)が4.2%安、広州白雲山医薬集団(874/HK)が3.8%安と急落した。

一方、本土市場は5日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.47%安の3120.46ポイントで取引を終えた。金融株がさえない。不動産株やインフラ関連株、発電株、医薬株なども売られた。


【亜州IR】

《FA》

 提供:フィスコ
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