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【材料】SMCは大幅続伸、新興国のFA化投資需要強く、足もとの円安も追い風

SMC <日足> 「株探」多機能チャートより
 SMC<6273>が大幅続伸、前週末と合わせ約3000円幅水準を切り上げ、25日移動平均線を上放れてきた。米国経済の強さが確認されるなか、日米金利差の拡大が外国為替市場でドル買いの動きを誘発、足もとは1ドル=111円台に入るなど再び円安基調を強めている。これが海外売上比率7割の同社株には追い風となっているほか、新興国をはじめとするFA化への設備投資需要が旺盛で同社の業績を押し上げている。

 「米アップルを中心としたスマートフォン販売の減速も同社への影響は限定的とみられ、その認識が市場でも進んでいるもよう」(国内中堅証券)と指摘される。18年3月期連結決算は売上高5910億3500万円(前の期比21.2%増)、営業利益1924億2800万円(同36.4%増)、最終利益1368億6900万円(同21.0%増)といずれも会社側計画を上回って着地したほか、19年3月期も売上高が6100億円(前期比3.2%増)、営業利益は2000億円(同3.9%増)、最終利益は1430億円(同4.5%増)と増収増益を見込んでいることが、見直し人気につながっている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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