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【市況】東京株式(前引け)=続落、米株安を受け利益確定売り

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 16日前引けの日経平均株価は前営業日比86円93銭安の2万2731円09銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は8億3720万株、売買代金概算は1兆2237億円。値上がり銘柄数は919、対して値下がり銘柄数は1071、変わらずは91銘柄だった。

 きょう前場の東京市場は、前日の米株市場でNYダウなど主要指数が大きく下げたことを受け売りに押される展開となった。米10年債利回りが6年10カ月ぶりの高水準に達したことが米株調整の引き金となり、東京市場でも主力株中心に利益確定の売りが優勢。寄り前発表された1~3月のGDP速報値が市場コンセンサスを下回ったことも嫌気された。ただ、米金利上昇を背景に為替市場ではドル買いの動きが強まり、1ドル=110円台前半で推移するなど円安傾向にあることで、自動車株の一角などに押し目買いも観測された。

 個別ではソフトバンクグループ<9984>が軟調。ブイ・テクノロジー<7717>、NISSHA<7915>が大きく売られ、三井不動産<8801>も値を下げた。ノーリツ鋼機<7744>は一時ストップ安、旭ダイヤモンド工業<6140>も急落した。半面、トヨタ自動車<7203>、武田薬品工業<4502>が堅調、リクルートホールディングス<6098>も高い。マネックスグループ<8698>が買われ、SMC<6273>、SBIホールディングス<8473>も上昇した。エムアップ<3661>は一時ストップ高に買われ、東洋製缶グループホールディングス<5901>、GMOインターネット<9449>も物色人気。


出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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