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【材料】翻訳センター---18/3期は営業利益が15.0%増、売上高及び利益ともに過去最高を更新

翻訳センター <日足> 「株探」多機能チャートより

翻訳センター<2483>は11日、2018年3月期(17年4月-18年3月)連結決算を発表した。売上高が前期比3.9%増の106.18億円、営業利益が同15.0%増の8.02億円、経常利益が同16.1%増の8.12億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同27.5%増の5.66億円となった。

セグメント別では、翻訳事業は、特許分野では、特許事務所における受注が好調に推移した。医薬分野では、国内外の製薬会社との安定した取引に加え、CRO(医薬品開発受託機関)や医療機器関連企業における受注が拡大した。工業・ローカライゼーション分野では、自動車関連企業からの受注が好調に推移したことに加え、株式会社メディア総合研究所の連結効果があった。金融・法務分野では、企業の管理系部署との取引は好調なものの、金融機関向けの売上が伸長しなかった。

派遣事業は、語学スキルの高い人材を派遣する派遣事業においては、金融関連企業やITサービス関連企業、医薬品関連企業からの求人が好調に推移した。

通訳事業は、大手情報通信関連企業や医薬品関連企業、IR通訳案件などの受注が好調に推移した。

語学教育事業は、通訳者・翻訳者育成講座の集客が前期を下回った。

コンベンション事業は、大型国際会議の多かった前期の反動減があった。

その他のセグメントは、外国への特許出願に伴う明細書の作成や出願手続きを行う株式会社外国出願支援サービスが好調に推移したこと、また株式会社メディア総合研究所のIT事業の売上が加わった。

2019年3月期通期については、売上高が前期比13.0%増の120.00億円、営業利益が同12.2%増の9.00億円、経常利益が同10.8%増の9.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.8%増の6.00億円を見込んでいる。

《MW》

 提供:フィスコ

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