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【市況】東京株式(前引け)=反落、米国のイラン核合意離脱でリスク回避ムード

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 9日前引けの日経平均株価は前営業日比95円73銭安の2万2412円96銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は8億9710万株、売買代金概算は1兆4185億3000万円。値上がり銘柄数は904、対して値下がり銘柄数は1088、変わらずは90銘柄だった。

 きょう前場の東京市場は売り優勢の展開となり、日経平均は寄り後にいったん下げ渋ったものの前場後半に売り直される展開となった。トランプ米大統領のイラン核合意からの離脱で中東における地政学リスクの再燃が嫌気されている。為替が1ドル=109円台半ばと大きく円安に振れたものの、輸出株への買いにはあまり反映されなかった。

 個別では武田薬品工業<4502>が軟調、任天堂<7974>も冴えない。トヨタ自動車<7203>、ソニー<6758>も売りに押された。アシックス<7936>、横河電機<6841>が大幅安、ニプロ<8086>、ライオン<4912>も下落した。半面、東海カーボン<5301>、昭和電工<4004>が大幅高、アサヒグループホールディングス<2502>も物色人気。丸和運輸機関<9090>、スクロール<8005>、デジタルアーツ<2326>がストップ高に買われ、日本冶金工業<5480>、カプコン<9697>も値を飛ばした。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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