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【特集】ナガイレーベ Research Memo(7):中期計画目標は2020年に営業利益56億円、高付加価値商品の開発を進める

ナガイレーベ <日足> 「株探」多機能チャートより

■中長期の成長戦略

1. 中期経営計画
ナガイレーベン<7447>では、2019年8月期に売上高18,000百万円、営業利益5,400百万円を目標とした中期経営計画を発表していたが、2017年8月期の実績を踏まえて、新たに2020年8月期に売上高18,500百万円、営業利益5,600百万円を目標とした中期経営計画を発表した。

2. 今後の事業戦略:当面は追い風が続く
同社を取り巻く事業環境は、当面は追い風と言える。厚生労働省が発表した資料によれば、看護職員数は2015年の163万人から2025年には最大で206万人に増加すると予測されている。さらに介護職員数も2015年の183万人から2025年には253万人と予測されている。このような事業環境のなかで、同社は以下のような戦略によって中期的な成長を達成していく計画だ。

(1) 売上拡大に向けた営業戦略
・看護・介護等コア市場の深耕
・患者・手術等周辺市場の拡大
・海外市場の開拓

(2) 安定供給に向けた生産戦略
・国内縫製工場の移転新設
国内生産体制の強化
QR・小ロット多品種生産への対応力強化
・素材メーカー・商社との取り組み強化

(3) 収益力安定に向けた戦略
・国内生産から海外生産へのシフト
・EPA、FTAの優遇税制を活用した海外素材開発
・高付加価値戦略による事業収益性確保

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《MW》

 提供:フィスコ

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