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【市況】来週は1600社を超える決算を控え模様眺めムードに【クロージング】

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

2日の日経平均は4営業日ぶり反落。35.25円安の22472.78円(出来高概算14億4000万株)で取引を終えた。1日の米国市場ではFOMC結果を見極めたいとの思惑からNYダウは続落となったが、引け後に決算発表を控えるアップルを中心にハイテクセクターに買いが広がり、ナスダックやSOX指数は上昇。そのアップルの1-3月期決算は、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。また、1000億ドルの自社株買い計画と増配が好感され、時間外取引で3%を超える上昇をみせるなか、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角に買いが波及する格好から、日経平均は上昇して始まった。

しかし、大型連休の谷間であることから参加者は限られており、日経平均は寄付きを本日の高値に、その後は小幅ながらマイナス圏での推移が続いた。もっとも、先高期待が強く、連休中に発表が予定されているFOMCのほか、ADP雇用報告、米雇用統計等で良好な結果が見込まれており、下値を売り込む流れにはならなかった。後場の日経平均は50円弱の値幅とこう着感の強い相場展開だった。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1200を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは、石油石炭、鉱業、空運、不動産、ゴム製品が軟調。一方で、その他金融、ガラス土石、サービス、食料品がしっかり。指数インパクトの大きいところでは、日東電<6988>、信越化<4063>、ファーストリテ<9983>が下支えする格好。

日経平均は上値を抑えられたものの、上昇する5日線が支持線として意識されており、緩やかなリバウンド基調が継続している。週間形状では僅かではあるが、26週線を支持線として踏ん張りをみせており、引き続き戻りを試すトレンドが形成されている。連休明けは決算発表がピークを迎えるが、米経済指標の結果を受けた利上げ観測が高まるようだと、これを受けたドル高円安基調が決算に対する慎重姿勢を和らげる可能性がありそうだ。

とはいえ、連休明け後、7日から11日の間に1600社を超える決算発表が予定されている。良好な決算に対する資金集中がみられているが、コンセンサスを下回った場合のアク抜けの動きは限られており、結果を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすいだろう。(村瀬智一)

《AK》

 提供:フィスコ

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