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【材料】プロネクサス---18年3月期増収増益、「新中期経営計画2018」の売上・利益目標を上回り着地

プロネクサス <日足> 「株探」多機能チャートより

プロネクサス<7893>は27日、2018年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比4.2%増の224.54億円、営業利益が同7.4%増の25.36億円、経常利益が同13.4%増の28.89億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.8%増の18.72億円となった。

売上については、コーポレートガバナンス・コードを背景とした投資家への情報提供強化の動きがより幅広い企業に浸透し、上場会社の株主向けツールのビジュアル化や翻訳サービスなど、関連製品の売上が増加した。また、投資信託や外国債券の目論見書など、金融商品関連の売上も増加いたしました。これらの増収が前期の大型IPO受注の反動減等のマイナス要因を補った結果、増収となり、「新中期経営計画2018」2年目の売上目標を上回った。

利益面について、売上高の前年同期比8.98億円の増加に対し、売上原価は、制作体制の強化に伴う労務費の増加及び受注増に対応する外注加工費の増加等により前年同期比5.88億円増加した。これにより、売上原価率が前年同期比0.2ポイント増の59.7%となったが、売上総利益は前年同期比3.5%増の90.40億円となった。一方、販管費は、営業体制強化に伴う人員増等により、同2.1%増の65.03億円となったが、販管費率は前年同期比0.5ポイント減の29.0%となった。これらにより営業利益は増益となった。また、全ての利益科目でも、「新中期経営計画2018」2年目の業績目標を上回っている。

2019年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.4%増の230.00億円、営業利益が同10.4%増の28.00億円、経常利益が同1.4%減の28.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.2%増の19.70億円を見込んでいる。

《MW》

 提供:フィスコ

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