【市況】明日の株式相場見通し=シリア情勢の緊迫化警戒で買い手控え、中小型株に利益確定売り
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「きょう後場は、食品、医薬品、小売りなど内需系の銘柄に売りが目立ち、日経平均株価は安値引けとなった。さらに特徴的だったのは、東証1部の中小型株や新興市場で、このところ全体相場に逆行高して上昇してきたなかから、利益確定売りで急落する銘柄が目立ったことだ。ジャスダック・グロース指数やマザーズ指数の下落率は大幅となった。個人投資家による持ち高調整の売りが目立っている」との見方が出ていた。
11日の東京株式市場は軟調な動きで、日経平均株価は次第安の展開を強いられた。シリア情勢に対する警戒感が全般買い手控え要因となった。日経平均株価終値は、前日比107円22銭安の2万1687円10銭と3日ぶりに反落した。
日程面では、日銀支店長会議で黒田総裁があいさつ、3月のマネーストック、3月の都心オフィス空室率、3月の投資信託概況に注目。海外では、米3月の輸出入物価指数、石油輸出国機構(OPEC)月報が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)