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【通貨】マレーシア格安航空大手エアアジア、仮想通貨を用いたプラットフォームの導入を検討か【フィスコ・ビットコインニュース】


マレーシアの大手格安航空会社(LCC)エアアジアが、仮想通貨の導入を進めていると報じられている。キャッシュレス決済システムの構築に向けて、同社のマイレージプログラムを「ビッグコイン」と呼ばれる仮想通貨プラットフォームに置き換えるという。

同社の最高経営責任者(CEO)のトニー・フェルナンデス氏によると、ビッグコインを利用した航空券の購入や機内食・座席のアップグレードなどが可能になるという。ICO(仮想通貨による資金調達の一種)は3~6カ月以内に行われる可能性が高いようだ。ただ、同社が独自のブロックチェーンを開発するのか、それとも既存のプラットフォームを利用するのかなど詳細はまだ明らかになっていない。

ただ、仮想通貨技術の活用を進めている航空会社はエアアジアだけではない。シンガポール航空は2月、米マイクロソフトやオランダのコンサル大手KPMG傘下のKPMGデジタルヴィレッジと提携し、ブロックチェーンを用いたアプリの実証実験を実施していた。マイルをトークン化することで様々な店舗での利用が可能になるという。

ブロックチェーンはマイルなどのポイントシステムとの相性が良く、国内のあらゆる業界での活用が検討されている。LCC大手の同社によるこうした動きが仮想通貨の普及の一助となることが期待される。

《DM》

 提供:フィスコ

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