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【通貨】NY為替:貿易戦争に対する過度の警戒感は低下

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円87銭から106円41銭まで上昇し106円37銭で引けた。保護貿易推進派のナバロ国家通商会議委員長が「世界の貿易戦争を勃発させることなく関税を導入させることは可能」と発言し、貿易戦争に対する過度の警戒感は後退し、ドル買いやリスク選好の円売りが観測された。ただ、モラー特別検察官がロシアとの取引を探るためトランプオーガニゼーションに対し召喚状を送付したとの報道でロシアゲート疑惑が再燃し、伸び悩んだ。

ユーロ・ドルは、1.2356ドルから1.2300ドルへ下落して1.2303ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)が金融政策の変更に依然慎重であるほか、イタリアでポピュリズム政党が主導する可能性が懸念され、ユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、130円57銭から131円04銭のレンジで推移した。ポンド・ドルは、1.3926ドルから1.3998ドルへ上昇。ドル・スイスは、0.9458フランから0.9520フランへ上昇した。

《MK》

 提供:フィスコ

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