市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:シーイーシー、EIZO、丹青社

シーイーシー <日足> 「株探」多機能チャートより
■シーイーシー <9692>  3,770円  +550 円 (+17.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 13日、シーイーシー <9692> が決算を発表。18年1月期の連結経常利益は前の期比11.7%増の38.1億円で着地。続く19年1月期も前期比10.0%増の42億円に伸び、16期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。前期はセキュリティソリューション「Cyber NEXT」が好調だったほか、工場IoTプラットフォーム「Facteye」の受注も伸びた。今期は注力事業であるスマートファクトリー、セキュリティサービスを強化し、6期連続の増収を目指す。併せて、今期の年間配当は前期比10円増の50円に増配する方針としたことも買いに拍車を掛けた。創立50周年記念配当10円を実施する。

■EIZO <6737>  5,660円  +705 円 (+14.2%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率3位
 13日、EIZO <6737> が18年3月期の連結経常利益を従来予想の75億円→96億円に28.0%上方修正。増益率が5.6%増→35.1%増に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。オフィス用や医療用などのモニターの販売が好調で、売上が計画を上回ることが寄与。商品構成の良化や対ユーロでの円安効果なども上振れの要因となる。

■サカタインクス <4633>  1,630円  +130 円 (+8.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 サカタインクス<4633>が大幅高で4連騰。13日の取引終了後、4月9日出荷分からグラビアインキ製品を1キログラム当たり45~60円値上げすると発表しており、採算改善への期待感から買いが入っている。主原料である顔料が、中国の環境規制強化により供給量減少を招き、需給バランスが逼迫して高騰していることに加えて、原油・ナフサ価格高の影響を受けて樹脂・溶剤なども上昇していることなどから、値上げを余儀なくされたとしている。

■丹青社 <9743>  1,289円  +91 円 (+7.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 丹青社<9743>は大幅高で4日続伸、同社は13日取引終了後、19年1月期の連結業績予想を発表した。売上高は790億円(前期比5.1%増)、営業利益は47億円(同2.4%増)、最終利益は32億3000万円(同0.3%増)を見込んでいる。新たに策定した中期経営計画(19年1月期~21年1月期)に基づき、市場の活性化が見込まれる中期経営計画期間中の需要急増を確実に取り込むとともに、2020年以降の環境変化にも対応できるよう、引き続きデザイン力の向上、生産基盤の強化、先端コンテンツ応用演出の強化、安全・高品質の追求、働き方改革および生産性の向上の5つのテーマに取り組み、持続的な成長と更なる企業価値の向上に努める。なお、中期経営計画最終年度の主な業績目標は、売上高875憶円、営業利益61憶円、経常利益62憶円、最終利益42憶円、1株利益87.30円としている。なお、18年1月期連結決算は、売上高751億5600万円(前の期比6.2%増)、営業利益45億8700万円(同16.7%増)、最終利益32億2100万円(同22.7%増)だった。

■ジャパンミート <3539>  1,850円  +50 円 (+2.8%)  11:30現在
 ジャパンミート <3539> [東証2] が続伸。13日に発表した18年7月期上期(17年8月-18年1月)の連結経常利益が前年同期比5.4%増の25.7億円に伸びて着地したことが買い材料視された。同社は食品スーパー「生鮮館」「卸売市場」「肉のハナマサ」「パワーマート」を展開している。上期は繁忙期である年末商戦が好調に推移したことに加え、前期に出店した5店舗の採算が改善し、増益を確保した。第1四半期の同利益は19.6%の減益だっただけにプラスに転じたことが好感されたようだ。なお、通期計画の42.4億円に対する進捗率は60.8%となった。

■オープンハウス <3288>  6,730円  +150 円 (+2.3%)  11:30現在
 オープンハウス<3288>は3日続伸。SMBC日興証券が13日付で、投資評価「1」、目標株価8200円で新規にカバレッジを開始したことが好材料視されているようだ。同社は、都心エリアにおけるコンパクトサイズの木造3階建ての分譲戸建事業をメーンビジネスに業容を急拡大しているが、同証券では競争優位性が高く、他社の追随は難しいと評価。同事業のマーケットシェアは、メーンの東京23区でも約9%と高くなく、パワービルダーの飯田グループホールディングス<3291>が全国で30%超のシェアを有していることなどを考慮すれば、同社シェアにも大きな伸長余地があると予想している。また、同社では17年11月に初となる中期経営計画を発表し、今後3年間で60%の営業増益を計画しているが、同証券では会社計画を上回る高水準の成長実現は十分可能とみており、18年9月期営業利益予想を473億4500万円(会社予想447億円)、19年9月期を同547億2800万円、20年9月期を同638億4400万円と予想している。

■サンバイオ <4592>  4,160円  +60 円 (+1.5%)  11:30現在
 サンバイオ<4592>が7日続伸。13日の取引終了後、再生医療等製品の受託製造事業を行う日立化成<4217>と、サンバイオが独自開発している「SB623」の製造に関する業務提携で合意したと発表しており、これを好感した買いが入っている。「SB623」は、中枢神経系疾患を対象に神経機能の再生を促すと期待される再生医療等製品で、慢性期脳梗塞を対象とした開発では米国でフェーズ2b臨床試験を実施。また、慢性期外傷性脳損傷を対象とした開発では日米グローバル治験としてフェーズ2臨床試験を進めている。今回の提携により今後は、日立化成および同社米子会社が保有する製造施設で、日本と米国市場向け「SB623」の後期臨床試験用および市販用製品を製造することになる。また、同時に発表した18年1月期連結決算は、売上高4億9000万円(前の期比48.3%減)、営業損益43億7800万円の赤字(前の期19億3200万円の赤字)、最終損益39億4000万円の赤字(同18億3500万円の赤字)だった。売り上げ計上を見込んでいた共同開発にかかる開発協力金収入の一部が、今期計上にずれ込む見込みとなったため、従来予想の営業損益39億4500万円を下回って着地した。なお、19年1月期業績予想は、売上高10億2500万円(前期比2.1倍)、営業損益35億4000万円の赤字(前期43億7800万円の赤字)、最終損益25億6400万円の赤字(同39億4000万円の赤字)を見込んでおり、赤字幅縮小見通しであることも好材料視されているようだ。

■SFPホールディングス <3198>  1,894円  +23 円 (+1.2%)  11:30現在
 13日、SFPホールディングス <3198> [東証2]が発行済み株式数の12.8%にあたる376万7581株の自社株を消却すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日はは3月22日。

■日本空港ビルデング <9706>  4,130円  +5 円 (+0.1%)  11:30現在
 日本空港ビルデング<9706>が朝高後に軟化。ドイツ証券は13日、同社株の投資評価を新規「バイ」としてカバレッジを開始した。目標株価は5300円に設定した。(1)訪日・出国旅行客が今後2年間の底堅い航空需要を牽引すること(2)東京オリンピックを控えて20年初頭までに国際線ターミナルの能力引き上げが見込めること(3)18年4月末に東京国際空港ターミナル(TIAT)が関連会社から連結子会社になること――の3点を評価。19年3月期と20年3月期の純利益はそれぞれ10%増、20%増と業績拡大が見込め、同社株のバリュエーションはアジア地域の他の空港と比較して妙味があるとみている。

■日本金銭機械 <6418>  1,159円  -116 円 (-9.1%)  11:30現在  東証1部 下落率3位
 日本金銭機械<6418>が4日続落。13日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を300億円から296億円(前期比2.1%減)へ、営業利益を11億5000万円から11億1000万円(同36.6%減)へ、純利益を14億8000万円から9億2000万円(同9.1%減)へ下方修正したことが嫌気されている。アミューズメント事業(ゲームセンターの運営)の廃止に伴い、新たに拠点の統廃合をはじめ、効率的な人員の再配置や固定費の削減策など経営の効率化を推進するほか、遊技場向け機器セグメントにかかる棚卸資産の評価減を計上することが要因という。また、最近の為替相場の動向を反映して為替差損を計上することなども響くとしている。

■ツルハホールディングス <3391>  14,170円  -1,380 円 (-8.9%)  11:30現在  東証1部 下落率4位
 ツルハホールディングス<3391>が大幅反落となっている。13日の取引終了後、18年5月期の連結業績予想について、売上高を6000億円から6700億円(前期比16.1%増)へ、営業利益を390億円から399億円(同13.1%増)へ、純利益を247億4000万円から250億4200万円(同7.8%増)へ上方修正したが、市場予想の営業利益410億円強を下回ることから、失望売りが出ているようだ。上方修正は、昨年9月に杏林堂グループ・ホールディングスを連結子会社化したのに伴い、同社業績を第3・第4四半期決算に連結したことに加え、のれんの償却や非支配株主に帰属する四半期純利益などの会計処理を加味したという。なお、同時に発表した第3四半期累計(17年5月16日~18年2月15日)決算は、売上高4881億4600万円(前年同期比12.4%増)、営業利益312億7600万円(同13.5%増)、純利益199億100万円(同5.2%増)だった。

■そーせいグループ <4565>  9,390円  -660 円 (-6.6%)  11:30現在
 そーせいグループ<4565>が大幅反落している。13日の取引終了後、片頭痛やその他重度の頭痛に対する治療薬としてのリード候補化合物「HTL0022562」と、その他の新規低分子カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)拮抗薬について、グローバルで開発・販売する権利を、イスラエルのテバ・ファーファシューティカル・インダストリーズから返還されたと発表しており、これを弱材料視した売りが出ているようだ。HTL0022562は、そーせい子会社ヘプタレス・セラピューティクスが独自の構造ベース創薬プラットフォームを用いて設計した、選択性の高い有力な新規低分子CGRP拮抗薬。テバ社では、健康成人における第1相臨床試験での初回投与を18年後半に予定していたが、テバ社による最近のポートフォリオ見直しの結果、同医薬品開発ライセンス契約を終了したという。なお、今後はそーせいが開発を進めることになり、テバ社からの正式な権利譲渡後に、HTL0022562の第1相臨床試験の開始時期を発表するという。

■正栄食品工業 <8079>  3,775円  -265 円 (-6.6%)  11:30現在  東証1部 下落率5位
 13日に決算を発表。「11-1月期(1Q)経常は9%減益で着地」が嫌気された。
 正栄食品工業 <8079> が3月13日大引け後(15:00)に決算を発表。18年10月期第1四半期(17年11月-18年1月)の連結経常利益は前年同期比8.6%減の16.7億円に減り、11-4月期(上期)計画の36億円に対する進捗率は46.6%となり、5年平均の46.2%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒正栄食品工業の詳しい業績推移表を見る

■東京エレクトロン <8035>  22,320円  -390 円 (-1.7%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>など半導体関連が売りに押されている。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数いずれも大きく下げており、主力ハイテク株に売りが目立った。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は8日ぶりに反落、これを受けて東京市場でも半導体セクターに売り圧力が顕在化している。ただ、世界的な半導体需要の好調を背景に、米国でも製造装置メーカーなどの業績は絶好調で、目先利益確定の売り一巡後は切り返す展開も想定される。東エレクなど前日まで連日大幅高で4連騰をみせていたが、きょうの下げは1%前後にとどまっている。

■アルファクス <3814>  2,091円  +400 円 (+23.7%) ストップ高   11:30現在
 アルファクス・フード・システム<3814>が午前10時30分ごろから動意づき、ストップ高まで買われている。同社はきょう、低価格の超コンパクトセルフレジ精算機「セルフショット」の販売を4月上旬から開始すると発表。これが材料視されているようだ。セルフショットは、POSレジシステムを超コンパクト化し、金銭機器部分とあわせても幅275ミリ、奥行き573ミリ、高さ280ミリと業界最小を実現。店舗のさまざまな省人力化オペレーションにも対応している。なお、提供価格はオープン価格だとしている。

●ストップ高銘柄
 日本フォームサービス <7869>  810円  +200 円 (+32.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ドミー <9924>  684円  +100 円 (+17.1%) ストップ高   11:30現在
 協和日成 <1981>  1,129円  +150 円 (+15.3%) ストップ高   11:30現在
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 クロスフォー <7810>  445円  -100 円 (-18.3%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均