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【市況】14日の株式相場見通し=米株式の下落と円高進行を嫌気して売り先行

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 14日の東京株式市場は、前日の米株式市場でのNYダウ平均株価の下落と、外国為替市場での円高進行を嫌気して売り先行のスタートとなりそうだ。14日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=106円40銭台と、前日夕刻に比べて円高・ドル安が進行している。

 13日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比171.58ドル安の2万5007.03ドルと続落した。トランプ米大統領が、ティラーソン米国務長官の解任を発表したほか、貿易摩擦への懸念もありNYダウは下落。ハイテク株も値下がりした。アップル、アマゾン・ドット・コム、アルファベット(グーグル)が安く、マイクロソフトも値を下げた。ゼネラル・エレクトリックやボーイングも安い。半面、インテル、マクドナルド、コカ・コーラが高い。ナスダック総合株価指数は、前日比77.313ポイント安の7511.012と8日ぶりに反落。

 日程面では、日銀金融政策決定会合議事要旨(1月22~23日)、1月の機械受注統計、春季労使交渉の集中回答日に注目。海外では、ドイツで第4次メルケル政権が発足、中国1~2月の小売売上高・鉱工業生産・都市部固定資産投資、米2月の生産者物価・小売売上高、米1月の企業在庫が焦点になる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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