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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):メドピア、アイサンテク、AMI

メドピア <日足> 「株探」多機能チャートより
■メドピア <6095>  1,470円  +300 円 (+25.6%) ストップ高   本日終値
 医師専用コミュニティサイトを運営するメドピア <6095> [東証M]がストップ高。5日、ドラッグストアをチェーン展開するスギホールディングス <7649> と資本業務提携すると発表しており、これを好感する買いが入った。両社は健康・医療・介護領域におけるネットとリアルを融合した統合型プラットフォームを創出する。具体的にはスギ薬局の来店者に向けて、アプリと店舗を通じた医療・栄養相談などを提供するセルフケアプラットフォーム事業をはじめ、製薬企業向けマーケティング支援、医師開業支援プラットフォーム、在宅医療プラットフォームの各事業で連携する。資本面では、同社がスギHDを引受先とする27万5600株の第三者割当増資を実施する。調達する約3.4億円は人件費や広告宣伝費などに充てる。

■アイサンテクノロジー <4667>  3,495円  +475 円 (+15.7%) 一時ストップ高   本日終値
 アイサンテクノロジー<4667>が急騰。同社は5日、日本郵便(東京都千代田区)が実施する「自動運転車による郵便物等の輸送実証実験」の運用委託を受けたと発表。この実証実験は、日本郵便が自動運転車の物流分野への活用実現に向けて、千代田霞が関郵便局から銀座郵便局の間で行うもの。期間は今月12日から16日までを予定している。

■ALBERT <3906>  1,924円  +222 円 (+13.0%)  本日終値
 ALBERT<3906>が急騰。同社は人工知能(AI)を活用したビッグデータ分析ザービスなどを展開している。18年12月期は高水準のビッグデータ解析やマーケティング支援に対する需要が収益を押し上げる見通し。売上高は前期比38%増の12億円を計画、このトップラインの伸びを背景に営業損益段階からの黒字化を見込む。マシーンラーニングやディープラーニングなどの活用で優位性を持っており、今後は自動運転やスマートファクトリーなどの巨大市場を取り込むことが予想されるだけに成長期待が大きい。

■アドバンスト・メディア <3773>  1,838円  +125 円 (+7.3%)  本日終値
 アドバンスト・メディア<3773>が反発。同社はきょう、iOS版音声入力キーボードアプリ「AmiVoice SBx(アミボイスエスビーエックス)」をリリースした。アミボイスエスビーエックスは、スマートフォンの文字入力を声で行う音声入力キーボードアプリ。アプリケーションを問わず、マイクに向かって話すだけで簡単にビジネス文章を作成できる。

■マークラインズ <3901>  2,034円  +137 円 (+7.2%)  本日終値
 5日、東証がマークラインズ <3901> [JQ]を12日付で東証2部に市場変更すると発表したことが買い材料視された。発表を受け、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■ウェッズ <7551>  818円  +50 円 (+6.5%)  本日終値
 5日、ウェッズ <7551> [JQ]が18年3月期の連結経常利益を従来予想の17.2億円→18.8億円に9.3%上方修正。増益率が9.4%増→19.6%増に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。連結子会社化した全国11ヵ所に物流拠点を擁するロジックスの業績が上積みされる。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の26円→30円(前期は26円)に増額修正したことも支援材料となった。また、前日終値ベースの予想PERが10.4倍→8.9倍に低下し、割安感がさらに強まったことも買い気を誘った。

■アドバンRM <8769>  1,485円  +85 円 (+6.1%)  本日終値
 アドバンテッジリスクマネジメント <8769> が急反発。同社はストレスチェック義務化対応サービス「アドバンテッジタフネス」の販売を主力とする。ストレスチェックの義務化を背景に業績は絶好調にある。6日午前、開業25周年を迎えたテーマパーク「ハウステンボス」を運営するハウステンボスとそのグループ会社の従業員1100人に対する「アドバンテッジ タフネス」のサービス導入が決定したと発表しており、これを好感する買いが入った。

■アサカ理研 <5724>  2,666円  +131 円 (+5.2%)  本日終値
 アサカ理研<5724>が3日ぶり反発。ここ世界株安局面で銅など非鉄市況も下落歩調にあったことから非鉄株が急落、電子部品などから金や白金といった希少金属を回収し精製するビジネスを手掛ける同社株にも逆風が吹いた。同社はリチウムイオン電池から低コストでレアメタルのコバルトを回収する技術を持っていることも注目されていたが、コバルトは価格変動が大きいこともあって、銅市況下落などの連想が働いた。ただ、中期的観点では、電気自動車(EV)の世界的な普及局面でコバルト不足には構造的な背景があり、今後も価格上昇基調は続くとみられている。同社株の見直し機運が再燃する可能性がある。

■新日本建物 <8893>  388円  +19 円 (+5.2%)  本日終値
 新日本建物<8893>は全体波乱相場でも揺らがない強力な上昇波を形成している。時価は2013年9月以来約4年半ぶりの高値圏にあるが、時価予想PERはわずか10倍台と割安感が強い。首都圏で戸建て分譲事業を手掛け、低金利環境下で都市部での投資用マンション需要が増勢にあるなか、好調に業績を伸ばしている。訪日観光客が増加の一途にあり、不動産流動化関連はインバウンド特需による中期的な追い風も強い。同社は2008年のリーマン・ショック後に業績は著しく低迷したが、その後事業再生ADRを活用して経営再建に成功、経常利益、最終利益ともに14年3月期から17年3月期まで4期連続増益を達成、18年3月期は経常利益段階で前期比11%増の8億1000万円を見込むが、上振れの可能性が高いとみられている。さらに19年3月期も流動化事業の拡大が予想され増益基調はキープされそうだ。時価総額70億円強の小型株だが、直近は1日300万株を超える商いをこなし、180万株強の信用買い残も気にならなくなっている。リーマン・ショック前の2006年2月には修正後株価で6150円の高値をつけるなど天井も極めて高く、今後注目度は一段と高まりそうだ。(銀)

●ストップ高銘柄
 アライドHD <6835>  224円  +50 円 (+28.7%) ストップ高   本日終値
 セルシード <7776>  1,350円  +300 円 (+28.6%) ストップ高   本日終値
 ワイエスフード <3358>  451円  +80 円 (+21.6%) ストップ高   本日終値
 ぷらっとホーム <6836>  4,015円  +700 円 (+21.1%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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