市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ヤマシン―F、ファンケル、国際石開帝石

ヤマシン―F <日足> 「株探」多機能チャートより
■モーニングスター <4765>  442円  +50 円 (+12.8%) 一時ストップ高   11:30現在
 モーニングスター<4765>は一時ストップ高まで買われ、昨年来高値を更新した。同社はきょう午前9時30分に、仮想通貨およびブロックチェーン関連のニュースやコラムの配信を手掛ける米コインデスクと業務提携することで合意したと発表。これが刺激材料となっているようだ。同社はこの提携で、コインデスクが米国で提供するニュースやコラムなどを日本語に翻訳し、自社の仮想通貨ポータルサイトやスマートフォンアプリを通じて提供するとしている。

■ヤマシンフィルタ <6240>  1,375円  +64 円 (+4.9%)  11:30現在
 ヤマシンフィルタ<6240>が大幅反発している。きょう付の日本経済新聞で「2018年3月期の連結営業利益は、前期の2.3倍の22億円程度になりそうだ」と報じられており、会社側の従来予想である17億5000万円を上回るとの観測が好材料視されているようだ。記事によると、インフラ投資を拡大している中国で建設機械の稼働時間が長くなり、フィルター補給品が好調だという。また、補給品だけではなく顧客企業の新車向けも伸びているとしている。

■ファンケル <4921>  3,670円  +165 円 (+4.7%)  11:30現在
 ファンケル <4921> が大幅続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が22日付で同社の投資判断「オーバーウエート(強気)」を継続し、目標株価を3200円→4000円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、16年3月期からの戦略的な先行広告投資による売上拡大を評価。18年3月期以降はさらなる売上高拡大により、販管費負担低減や収益性向上という好循環期が到来すると予想し、過去最高益更新を見据えた新中計発表に期待すると報告。また、中国サプリ市場への本格参入は中長期の成長ドライバーになると指摘している。

■gumi <3903>  1,103円  +47 円 (+4.5%)  11:30現在
 gumi<3903>が反発している。グループ会社のエイリムは22日、スマートフォン向けRPG「ブレイブ フロンティア2(ブレフロ2)」のサービスを開始したと発表。前作の「ブレイブ フロンティア」は全世界で3300万ダウンロードを突破しており、新作への期待感が高まっているようだ。また、gumiは同日、16年1月にリリースした、スマートフォン向けRPG「誰ガ為のアルケミスト」が222万ダウンロードを突破したことを明らかにしている。

■オイシックスドット大地 <3182>  3,845円  +145 円 (+3.9%)  11:30現在
 22日、オイシックスドット大地 <3182> [東証M]が3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,326円  +29.5 円 (+2.3%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>などの資源関連やJXTGホールディングス<5020>など石油元売り企業の株価が軒並み反発に転じている。原油先物市況が上昇基調にあり、前日は1ドル9セント高の1バレル=62ドル77セントと大幅高、これを受けて米国株市場では、シェブロンやエクソンモービルなどのエネルギー関連株が上昇しNYダウ上昇に貢献した。東京市場でも、原油市況高が株価刺激材料となる資源開発や石油セクターにリバウンド狙いの買いが流入している。

■武蔵精密工業 <7220>  3,795円  +75 円 (+2.0%)  11:30現在
 武蔵精密工業 <7220> が3日ぶりに反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が22日付で同社の投資判断「オーバーウエート(強気)」を継続し、目標株価を3900円→4300円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、良好な市場環境や日米での新規受注獲得などを背景に、中長期的な業績拡大余地は引き続き大きいと報告。19年3月期からは独ハイグループの業績貢献本格化、ハイ社との共同での受注活動における引き合いも強いとみられ、中長期的にさらなる業績拡大も見込めると指摘。同証券では20年3月期にかけて2ケタ増益の継続を予想しており、現状の株価は評価不足と考えている。

■オークネット <3964>  1,422円  +23 円 (+1.6%)  11:30現在
 オークネット <3964> が5日続伸。資産運用世界大手、米フィデリティ傘下のFMRが22日付で財務省に変更報告書(5%ルール報告書)を提出した。報告書によると、FMRの同社株保有比率は5.25%→7.70%に増加した。これを受けて、需給思惑などから買いが先行しているようだ。

■ホシデン <6804>  1,531円  +8 円 (+0.5%)  11:30現在
 ホシデン<6804>は2日、18年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を2800億円から2900億円(前期比93.2%増)へ、経常利益を100億円から103億円(同5.7倍)へ、最終利益を70億円から90億円(同4.4倍)へそれぞれ増額した。タッチパネルなど自動車関連向け電子部品の需要が高水準なほか、音響関連部品がスマートフォンやゲーム機向けに好調で業績を押し上げている。なお、18年3月期第3四半期累計の経常利益は、113億9500万円(前年同期比6.8倍)と、すでに通期予想の経常利益103億円を超過達成しており、最終的に上方修正が濃厚だ。株価は、1日に1900円をつけて以降、全体相場の急落地合いのなかで、約半月間で1400円台まで急降下した。ただ、14日に1402円の安値を付けて反発の兆しを鮮明にしている。株価指標面ではPER10倍水準、PBR1倍台と、極めて割安水準のままとなっており、上値余地は十分だ。(朱)

■SCSK <9719>  4,305円  +10 円 (+0.2%)  11:30現在
 SCSK<9719>は朝安後、プラス圏に浮上している。SMBC日興証券は22日、同社株の投資評価を「1」から「2」へ引き下げた。目標株価は5500円から4700円に見直した。事業構造強化には時間がかかることを、評価引き下げ要因に挙げている。同社は第3四半期決算の発表時に18年3月通期の業績予想を見直し、連結営業利益を従来予想の360億円から340億円(前期比0.8%増)に下方修正した。事業投資関連の費用が増加したほか、金融業向け大型システム開発の立ち上がりが遅れたことなどが響く。これを受け、同証券では18年3月期の同利益を338億円と予想、19年3月期の同利益も従来予想の391億円から370億円に見直している。

■古河電気工業 <5801>  5,930円  +10 円 (+0.2%)  11:30現在
 古河電気工業<5801>が5日続伸。自動車用ワイヤーハーネス、銅箔などが好調で18年3月期第3四半期累計(17年4~12月)の連結売上高は7033億8700万円(前年同期比16.3%増)と2ケタ増収、営業利益332億7200万円(同40.1%増)と4割の伸びをみせた。株主還元にも前向きで、今期年間配当については従来見通しの60円から70円に10円増額している。19年3月期業績は自動車用ワイヤーハーネス、銅箔が引き続き好調なほか、光ファイバーや光部品も在庫調整を終え回復局面に入っていることで、増収、2ケタ増益が有望視されている。

■フラベッドH <7840>  981円  -47 円 (-4.6%)  11:30現在  東証1部 下落率5位
 22日、フランスベッドホールディングス <7840> が既存株主による210万株の売り出しと、オーバーアロットメントによる上限31万5000株の売り出しを実施すると発表したことが売り材料視された。売り出し株式数は最大で241万5000株と発行済み株式数の5.7%におよぶ規模とあって、株式の需給悪化が懸念された。売出価格は3月6日から9日までのいずれかの日に決定される。

■ニトリホールディングス <9843>  17,400円  -50 円 (-0.3%)  11:30現在
 ニトリホールディングス<9843>が冴えない。22日の取引終了後に発表した2月度(1月21日~2月20日)の国内売上高で、既存店売上高が前年同月比1.6%減と3カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気されている。例年より気温が低く推移したため、吸湿発熱素材を使用したあたたかい機能性寝具「Nウォーム」シリーズの敷パッドや毛布のほか、羽毛掛布団が引き続き好調に推移。テレビCM放映中の花粉キャッチカーテンを中心にカーテンの売り上げも伸長した。また家具では、商品のバリエーションを増やしている自社開発マットレス「Nスリープ」が引き続き堅調だったものの、前年の売り上げ水準が高かった反動もあり、既存店は前年割れとなった。なお、3月度からの累計では既存店売上高は前年同期比2.9%増、全店売上高は同10.8%増となった。

■トレードワークス <3997>  9,700円  +1,210 円 (+14.3%) 一時ストップ高   11:30現在
 22日、トレードワークス <3997> [JQ]が3月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の3分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

●ストップ高銘柄
 なし

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均