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2018年02月19日19時30分

【特集】反攻相場は始まった? リード役「トリプルメリット」株リスト <株探トップ特集>

19日、日経平均は428円高の大幅続伸で2万2000円台を回復。反攻相場のリード役となる銘柄を探った。

―3日連続大幅高で脚光、“売り長&好業績&低PER”―

 週明け19日の東京株式市場は、外国為替市場で円高の流れが一服し、企業業績への悪影響に対する警戒感が和らいだことから買い戻しが先行した。日経平均株価は後場に入って上げ足を速め、終値は前週末比428円96銭高の2万2149円21銭と、3日連続の大幅高となった。そこで、今後の反攻相場のリード役として、好取組・好業績・低PER銘柄に照準を絞った。

●三愛石油、石油製品の利幅改善が貢献

 三愛石油 <8097> は13日、18年3月期通期の連結業績予想の修正を発表した。売上高は7050億円から6920億円(前期比5.5%増)へと小幅下方修正したものの、経常利益を100億円から120億円(同21.9%増)へ、最終利益を60億円から75億円(同26.3%増)へそれぞれ増額した。石油製品の販売数量の減少により、売上高は当初の予想を下回るものの、ガソリンなど石油製品の需給引き締まりなどによる利幅改善などにより、利益予想は増額修正となった。

●三重交通HD、イベント開催に伴う旅客輸送の増加が寄与

 三重交通グループホールディングス <3232> は2日取引終了後、18年3月期第3四半期累計(17年4-12月)の連結決算を発表した。営業収益は732億3500万円(前年同期比5.1%増)、経常利益は53億200万円(同35.8%増)、最終利益は33億7400万円(同21.3%増)だった。昨年、三重県伊勢市で開催された「お伊勢さん菓子博2017」関連の来場者増に伴う旅客輸送の増加に加え、太陽光発電施設の新設に伴う環境エネルギー事業の増収などが寄与している。

●東和薬品、新規後発薬の伸長や医薬品卸との協業が奏功

 東和薬品 <4553> は13日、18年3月期通期の連結業績予想の修正を発表した。経常利益を85億円から120億円(前期比61.8%増)へ、最終利益を58億円から84億円(同50.6%増)へそれぞれ増額した。ただ、売上高は940億円(同10.7%増)で据え置いた。開発品目の見直しで研究開発費が想定を下回るほか、経費削減の進展も利益を押し上げる。売上高は、新規後発薬の伸長や、医薬品卸との協業による販路拡大などで計画通り好調に推移している。

●ISID、金融ソリューション部門や製造業向けの受注が伸長

 ISID <4812> が9日に発表した17年12月期の連結経常利益は56億4200万円(前の期比15.8%減)の減益となったものの、続く18年12月期の経常利益は70億3400万円(前期比24.7%増)に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとしている。前期は不採算案件の発生が響き2ケタ減益に沈んだ。今期は大手金融機関をはじめとする金融ソリューション部門や、製造業向けのエンジニアリングソリューション部門を中心に受注が伸びる見通し。研究開発や人材への投資拡大を、増収効果と利益率の改善で吸収し、大幅増益を計画している。

●三谷セキサン、コンクリート2次製品の官公需要が増加

 三谷セキサン <5273> は14日、18年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を645億円から655億円(前期比0.5%増)へ、経常利益を52億円から59億円(同11.5%増)へ、最終利益を33億円から38億円(同11.3%増)へそれぞれ増額した。主力製品であるコンクリートパイルなどコンクリート2次製品 は、民間需要は減少したものの、官公需要が増加したことが業績上方修正に寄与した。

●武蔵精密、アジアを中心に自動車部品の販売拡大

 武蔵精密工業 <7220> は8日、18年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を2250億円から2350億円(前期比30.2%増)へ、経常利益を130億円から145億円(同40.5%増)へ、最終利益を81億円から92億円(同45.7%増)へそれぞれ増額した。アジアを中心に自動車部品の販売が好調だったほか、昨年買収した独ハイ(Hay)社の業績貢献などが寄与した。また、円安による為替差損益の好転も大幅増益の要因となった。

●タムロン、利益率高い自社ブランド交換レンズの好調継続

 タムロン <7740> が13日に発表した17年12月期の連結経常利益は、41億円(前の期比43.6%増)に拡大して着地した。続く18年12月期も48億円(前期比17.1%増)に伸びる見通しとしている。前期の上振れは原価低減や販管費の抑制に加え、想定以上の円安進行で採算が改善したことが要因。今期は利益率の高い自社ブランド交換レンズの好調継続や、ドローン用レンズの売上規模拡大などで連続2ケタ増益を計画する。

◆主な好取組の好業績、低PER銘柄◆
           信用  経常
銘柄 <コード>     倍率  増益率  株価  PER
タカラスタ <7981>   0.08  12.0  1823  13.7
三愛石油 <8097>    0.16  21.9  1497  14.0
三重交HD <3232>   0.16  11.2   502  12.4
やまや <9994>     0.22  25.8  2779  11.6
エアウォータ <4088>  0.22   6.7  2129  17.3

大気社 <1979>     0.23  25.0  3785  18.2
東和薬品 <4553>    0.24  61.8  6710  13.1
OSG <6136>     0.25  14.9  2504  18.0
グローリー <6457>   0.27  22.1  4035  19.5
テレ東HD <9413>   0.29  10.4  2664  13.7

ドウシシャ <7483>   0.29  12.3  2389  16.3
バーロHD <9956>   0.30  11.6  2957  13.1
TOA <6809>     0.31  21.7  1447  21.8
ヨコレイ <2874>    0.33  28.8  1107  15.0
ISID <4812>    0.37  24.7  2819  19.1

オークネット <3964>  0.38  15.1  1351  16.7
三谷セキサン <5273>  0.38  11.5  2439  13.0
武蔵精密 <7220>    0.40  40.5  3770  12.8
FCC <7296>     0.41  20.9  3000  15.8
タムロン <7740>    0.48  17.1  2481  19.1

※株価は19日終値(単位:倍、%、円)

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