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【市況】【↑】日経平均 大引け| 大幅続伸、米株高受け買い戻し続く (2月16日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均株価
始値  21555.99
高値  21866.37(12:48)
安値  21499.88(09:09)
大引け 21720.25(前日比 +255.27 、 +1.19% )

売買高  14億2888万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆7149億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は大幅続伸、米株高に追随して買い戻し続く
 2.一時400円高超に買われる場面もあったが、円高で伸び悩む
 3.1ドル=105円台後半まで円高進行も輸出株が総じて底堅い
 4.米国株と比較しての出遅れ感が売り方の買い戻しを急がせる
 5.後半伸び悩むも買い気強く、全体の8割以上の銘柄が上昇

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは306ドル高と5日続伸、ほぼ2週間ぶりに終値で2万5000ドルを回復した。アップルやシスコシステムズなどのハイテク株が買われ指数を押し上げた。

 東京市場では、リスク回避の売りの反動による買い戻しが続いた。日経平均株価は一時400円以上高い場面もあったが、後半は円高が重荷となり伸び悩んだ。

 16日の東京市場は、終始買い優勢の展開となった。前日の米国株市場でNYダウが300ドルを超える上昇で5日続伸したのをはじめ、主要指数はいずれも戻り足を強めている。これを受けて東京市場でも主力株中心にリスクオフの巻き戻しが続いた。外国為替市場では1ドル=105円台後半まで円が買われ、約1年3ヵ月ぶりの円高水準となったことで輸出株には逆風材料として意識されたが、総じて下値抵抗力を発揮した。円高による業績面でのデメリットは避けられないとの見方が広がる一方、米国株と比較しての出遅れ感が売り方の買い戻しを急がせている格好だ。日経平均は後半伸び悩んだものの、大引け段階で2万1700円台をキープして着地した。東証1部の値上がり銘柄数は全体の8割を超えた。

 個別では、トヨタ自動車<7203>がしっかり、ソニー<6758>も買い優勢だった。ファーストリテイリング<9983>が堅調、京セラ<6971>も買われた。生化学工業<4548>が大幅高、北の達人コーポレーション<2930>、ソースネクスト<4344>はストップ高に買われた。ブレインパッド<3655>、新川<6274>、トレンドマイクロ<4704>などが値を飛ばし、科研製薬<4521>、フィックスターズ<3687>も高い。
 半面、日本電産<6594>が値を下げ、キーエンス<6861>も売られた。日機装<6376>が大幅安となったほか、ホットランド<3196>、モリテック スチール<5986>などの下げも目立った。荏原<6361>、ダブル・スコープ<6619>なども下落した。ネクソン<3659>が安く、サッポロホールディングス<2501>も売りに押される展開だった。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、トレンド <4704> 、京セラ <6971> 、東エレク <8035> 、ダイキン <6367> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約93円。
 一方、マイナス寄与の上位5銘柄は日東電 <6988> 、NTTデータ <9613> 、KDDI <9433> 、荏原 <6361> 、ミネベア <6479> 。押し下げ効果は約7円。

 東証33業種のすべての業種が上昇。上昇率の大きかった上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)水産・農林業、(3)パルプ・紙、(4)石油石炭製品、(5)ゴム製品。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)保険業、(2)精密機器、(3)倉庫運輸関連、(4)海運業、(5)電気機器。

■個別材料株

△YKT <2693> [JQ]
 今期経常は70%増益へ。
△SHIFT <3697> [東証M]
 ビットフォレストとの業務提携を引き続き材料視。
△アエリア <3758> [JQ]
 今期経常は45%増で11期ぶり最高益更新へ。
△ブライトパス <4594> [東証M]
 三重大学と産学官連携講座を設置。
△トレンド <4704>
 今期経常は10%増で11期ぶり最高益更新へ。
△シーボン <4926>
 今期経常を41%上方修正。
△リソル <5261>
 今期配当を20円増額修正。
△エアーテック <6291>
 前期経常は45%増益・今期は2%増益へ。
△三井ハイテク <6966>
 ゴールドマン・サックス証券が新規買い推奨。
△幸和製 <7807> [JQ]
 MJIと介護施設向け対話ロボを共同開発。

▼アマナ <2402> [東証M]
 17年12月期決算の発表を延期。
▼サイバダイン <7779> [東証M]
 大株主の大和ハウス <1925> が保有株を一部譲渡。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)生化学 <4548> 、(2)ソースネクス <4344> 、(3)北の達人 <2930> 、(4)DLE <3686> 、(5)アウトソシン <2427> 、(6)AOITYO <3975> 、(7)ライク <2462> 、(8)ブレインP <3655> 、(9)セレス <3696> 、(10)アイロムG <2372> 。
 値下がり率上位10傑は(1)アグロカネシ <4955> 、(2)日機装 <6376> 、(3)インソース <6200> 、(4)やまや <9994> 、(5)セイコーHD <8050> 、(6)ホットランド <3196> 、(7)上新電 <8173> 、(8)応用地質 <9755> 、(9)オークネット <3964> 、(10)モリ工業 <5464> 。

【大引け】

 日経平均は前日比255.27円(1.19%)高の2万1720.25円。TOPIXは前日比18.10(1.05%)高の1737.37。出来高は概算で14億2888万株。値上がり銘柄数は1708、値下がり銘柄数は298となった。日経ジャスダック平均は3934.15円(54.11円高)。

[2018年2月16日]

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